虐待を無くすことについて諦めの方が強くなりました。 | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

特養で「女性の部屋からたたく音」、ICレコーダーを設置したら…


 職員が入所者に暴言を繰り返し、ひじ打ちなどの暴力を加える虐待を行っていたとして、松江市は8日、同市東出雲町下意東の地域密着型特別養護老人ホームに対し、同日付で5月1日から3か月間、新規利用者の受け入れ停止と介護報酬の請求上限を7割とする行政処分を行った。
 発表では、介護福祉士の資格を持つ30歳代の男性職員が昨年夏頃~12月下旬、入所者の70歳代の女性に「ばか」「殺すぞ」などと暴言を浴びせ、顔にひじ打ちをした。70歳代の男性にも同様に暴言を繰り返した。

 同僚職員から「部屋からたたく音がする」と報告を受け、施設は12月21日夜に女性の部屋にICレコーダーを設置するなどして虐待を確認。男性職員は今年2月6日付で懲戒解雇され、市の聞き取りに「夜勤が続いてイライラしていた」と話したという。
 市への通報は12月26日。虐待内容や速やかな報告を怠った責任は重いとして、市は施設の指定を取り消しも検討したが、他の入所者に配慮した。
 施設を運営する社会福祉法人の理事長を務める県議は、読売新聞の取材に「利用者にご迷惑をおかけして非常に申し訳ない。再発防止策を考えることが自分の責任。職員の教育を徹底したい」と話した。


ネットニュース一部抜粋


職員の教育か……………





確かに職員の教育は必要だけど、私もそれには限界があるなぁ〜と諦めている面もあります。


接遇や虐待に対する研修はどこの施設でも積極的に行っているだろうし、場合によっては直接問題がある職員と面談をしたりして問題解決へと奮闘していると思っています。




厳しく恵まれない環境でも、虐待なんてしない職員は沢山います。
確かに過酷な業務により現場で働く職員のストレスは相当なものだと思いますが、最近はそれが全てじゃ無いんだろうなぁ… 虐待なんて、しない人はしないし……………


もともとその職員が持っている性格…
その職員は介護の現場に適していないんだろうなぁ〜って思ったりして……………





勿論それも全てじゃ無いとも思います…
本当に優しくて真摯に向き合うことができる職員が、一時の気の迷いで虐待を起こしてしまうこともあるだろうけど、ほとんどの多くが人間性の問題なんだろうなぁ〜って。




私の施設でも散々虐待に関する教育や面談は行って来ましたが、虐待が無くなることは今でもありません。
つい先月だって虐待により職員を解雇しました。



特に認知症棟では数年おきに虐待に関する問題は起きています。
一般棟では虐待に関する騒動は今までありませんが認知症棟ならではの問題なんでしょうね…
認知症の人は自分の身に起こったことを訴えることなんてできないのだから……………



教育や育成は大切です……………
でも最近は諦めの方が強くなって来ました。

また頑張っている職員のために、ストレスケアにも力を入れないとダメなんでしょうね