認知症棟のお正月。 | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

皆さん。あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

昨日の夜勤明けでは別に大きな騒動も無く、穏やかにお正月を迎えることができました。
大晦日くらいは静かな夜であってくれ…と願っていましたが、センサー反応はいつも通りにバンバン鳴っていました。まあ〜それは毎度のことなのでしょうがないことですが……………




あさ利用者が揃い、今日は元日だということを理解できそうな利用者には「今日は元日だよ〜」と説明すると「今日は帰れるの〜」と私に聞いてくる利用者もいましたね…


(;´Д`A


一般棟とくらべ認知症棟では外泊する利用者は非常に少ないです。


以前ある利用者がお正月に外泊をして、捜索願いを出すほどの騒動がありました。(記憶が正しければお正月だったと思う)
警察が出動しても半日以上見つけ出すことができず、その利用者が住んでいた地域の隣町で発見されたらしいですね。


全身アザだらけ…
頭から血を流し、その姿を見かけた地域住民が警察に連絡して見つけ出すことができたらしいです。
施設に帰ってきた時には、私たちもその姿にビックリしたことを思い出します。





確かに難しいですよね。
認知症の人が何も準備のできていない家に帰るのは…
外に出てしまった時のセンサーも必要だし、夜間失禁も多いですから……………
そんなこともあり、外泊する認知症の利用者は非常に少ないです。
(。-_-。)




でも新しい新年を迎え施設でも寂しくないように、職員は色々な工夫をして利用者と関わってくれています。
おせち料理も出ますし、年越し蕎麦も皆んなで食べました。^ - ^

きっと自分たちも、お正月くらいは休みたいだろうけど。
そんな職員に感謝します。