重度の睡眠障害は効果が無い | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

今日は自分の気持ちを整えて、認知症関連のブログを書いてみたいと思います。


この動画に興味深い内容がありました。

48時間全く寝ない認知症高齢者について…


そうなんですよね〜。
認知症が進行すると眠剤が全く効果がないことってありますよね。

私は眠剤使用については否定派です。

だって余計に職員の負担が増すので…
;^_^A

軽い睡眠障害の場合なら眠剤の効果は期待できるけど、重度になると全く効果がない場合が大半です。

あるとしたら薬による副作用かな〜。
副作用でデロデロになっても布団から起き出しては、一晩中廊下を歩き回っていたりします。
トイレも10〜15分おきだったり…
また、せん妄があったり…
そうなると転倒のリスクが増すので一晩中付き添わなければならないしね。

かなり重度の睡眠障害があるなら、薬によるコントロールはしない方がお勧めです。

どうせ寝ないなら職員が対応しやすい状態でいてくれる方が良いでしょう。

後は職員が対応しやすい環境を作ったり、転倒しないように居室の動線を確保するなど。



仮に眠剤を使用したとしても、眠剤の効果だけに頼らず、何例かの対処療法を組み合わせると効果は上がります。




夜中寝ない利用者は職員泣かせですよね。
2〜3日寝ないような場合はかなり睡眠障害が進んだ状態なので薬の使用も諦めちゃった方が職員の負担もストレスも幾らかマシかもしれませんよ。
;^_^A