認知症の利用者でも本当に優しい心の行き届いた職員のことは忘れないものです。
名前は覚えてくれなくても、いつ会ったか覚えていなくても「ほぼ毎日会っています(~_~;) 」その職員がフロアに出勤してきただけで、認知症の利用者さんの表情は本当に嬉しそうです。
認知症は何も分からなくなるなんて大きな間違いです。
その逆に、いつも対応が悪い職員が出勤してくると、フロアの様子が一変しませんか?
別にその職員が何かをした訳ではないが、急に不穏になったりする利用者…
認知症の利用者は本当に正直なものですね。
ぬり絵をしたら、はみ出したり、色違いだったりするけれど、ぬり絵が完成した時の達成感は我々と変わりない達成感に溢れています。
ただちょっとだけ、適切な色の使い分けを忘れちゃっただけ。
トイレに行けば、ちゃんとお尻も拭きます。
トイレにトイレットペーパーが無いのは困ってしまうので、少し余分にポケットにしまってしまう。
だって、いざという時に紙が必要な時があるかもしれないので………
認知症になっても職員の優しさは、職員の顔を見れば直ぐに分かります。
どうせ分からないからといって、適切な対応をしないのは悲しい行為。
その行為が我々の世間的待遇の評価を下げていることを忘れてはいけないでしょう。