2013.4.20~手術当日~ | 長野県にある アトリエ C-plusのブログ *C-style*

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~C-plusのハッピーライフ〜
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4月20日(土)は朝から曇り空。

余計気分が滅入るから、晴れて欲しかった。


前日にA病院から渡されていた手術の心得カードはてなマークに書かれて

いた通り、当日は食事も水も取らずAM8:20頃A病院到着。


19日(金)、A病院から帰宅したらまた血の混じったおりものが出た。

その日も一回で終わった。連絡はしなかった。

20日(土)当日、その様子は感じられなかった。


先生に言おうかどうしようか悩んでいたら結局、

内診(手術の準備)で、血の混じったおりものが発覚。

でも、手術当日だったので問題はなかったらしい。



問題は、その手術に向けて子宮に入れた管(くだ)だった。


先生は声をかけてくれたのだが、かなり痛い・・・汗

注射の感覚に近い。鋭い痛みが10~20秒位。

処置が済み、どうにか歩いて、看護師さんと主人と2階へ。

入院と言う形を取るので、病室に案内された。

この病院は完全個室で、部屋の装備はと言うと

ベッドとソファー(ベッド)とミニテーブル、洗面とトイレも備え付きだった。

清潔感のある部屋だ。あとTVとDVDプレーヤーもあったっけ。



手術当日の持ち物に入っていた私物のパジャマ(部屋着)に着替えて、

しばらくすると担当の看護師さん右矢印後で調べたら助産師さんが

部屋に来て、私は点滴(ブドウ糖)をすることになった。



助産師さんは私より若いが、てきぱきした方で落ち着いていた。

ここの病院は、受付・看護師さんもマナーがしっかりしていると思う。

病室に入る前は、ナースコール?でこちらの都合を聞いてから。

入室するときは、ゆっくりとドアを“3回ノック”してから。

(3回ノックが常識あるノックの仕方らしい。2回はトイレの時らしい。

TVでやっていた)

今日のこれからの事や術後の色々をその方が改めて説明をしてくれた。

術後(退院後)飲む薬もその時くれた。



子宮に入れた管は、点滴の水分で膨らむらしい。

段々と鋭い痛みもなくなると言う事で一安心。

点滴をしていても動けるように、キャスターの付いた装置?が

与えられた。ドラマでお年寄りが点滴をしながら押して歩いてる“ソレ”だ。



とりあえず、私は痛みもあったので、そのままベッドで横になることにした。

午後1時30分~2時が手術の目安だった。

(午前中は外来を行なっている。それが済んでから手術になる・・・)

例のK病院には主人が電話を入れて事情を話してくれた。

(もう二度と行かないぞ!)

それからは、付き添いの主人は手持ちぶたさ気味だった。

なので、TVでも見ることを提案する。

しばらく一緒にTVを楽しんでいたのだが、急にお腹に違和感が・・・。



管が膨らんできたのか?
トイレに行っては、ベッドで横になりを数回繰り返した。

段々落ち着かなくなってくる汗

仕舞いには、トイレにいたほうが安心するくらいだった。

その状態もやっと落ち着き、TVを消してもらい

寝れるなら寝ようかと思った。

主人は持ってきていたパンでお昼御飯を済ませる。


そうこうしていると、助産師さんからの連絡で

【手術が14時】に決まった。


段々緊張してくる・・・。

麻酔が効けば痛くない。

麻酔が効かなかったら痛いし、やっている事が分かる・・・。

大丈夫。麻酔が効いて知らない間に終わってるはず・・・。


13時45分頃、助産師さんが迎えに来た。

手術室は、部屋を歩いてすぐの所にある。

部屋の入口で、心配そうに主人が見送っているのが分かった。

私は、点滴を押しながら助産師さんに連れられ手術室に入った。

フラットな状態の診察台というべきものに横になった。

タオルケットをかけられ、あとは身を任せるだけだった。

慣れた様子で、黙々と準備する助産師さん。

足も腕も固定された。後方斜め上の天井には直径1mは

ありそうな丸いライト。手術室って感じだ。

血圧測定器やら心電図やら付けられ、点滴を替え点滴と一緒に血液を

流れる『痛み止め』と『麻酔』が注入された。

「ピリピリするかも知れません」と言われたけど、すぐに流れていく

感じが分かった。ピリピリ感ありあり・・・汗

酸素マスクもした。そうした頃、先生が手術室に入ってきた。

コンタクトレンズではなく、眼鏡で病院に行ったのだが

手術の時は眼鏡を希望で外した。もちろん辺りはぼやける。

《麻酔よ、効いてくれ》切に願った。


「手術を始めます」先生の声が聞こえた。


私は目を閉じた。ゆっくり息をするように助産師さんに言われて

いたのでゆっくり息をするように努めた。

ガチャガチャと金属音がする。

 うWWWWWWWWWWWWWW 

麻酔が効かないビックリマーク感覚が分かるビックリマーク痛いビックリマーク痛いぞ、先生あせる

絶対凄い顔をしていたと思う。

助産師さんは、優しく私の左肩を叩いてくれていた。

《早く終わって。お願いだから》


手術自体の時間は約5分。

終了後、先生が私の手を軽く叩き

「手術は終わりましたからね」と一声。

私は、ぼんやりしたなかで

「ありがとうございました・・・」と口にした。

手術は終わった・・・。痛かった手術は・・・。


私は、いつの間にか用意されていたストレッチャー?に半自力で

移りもう一人来ていた助産師さん2人で部屋まで連れて行かれた。

廊下には主人が立っていた。

部屋のベッドに移り、1時間後にまた様子を見にくると言うと

助産師さんは部屋をあとにした。


意識自体はある。ぼんやりはしているけど。

多分痛くて泣きはしなかったと思う。赤ちゃんとの別れを感情的に

惜しむどころでもなかった・・・。

主人は、黙って私の手を握ってベッドの横にいた。

眠れるんだったら眠りたい・・・。

意地でも寝ようと目をつむった。


・・・やはり眠れない。

ソファー(ベッド)に戻った主人を見たら、寝ている。

今週は色々バタバタし過ぎた。疲れていて当然だ。

主人の寝顔を見ながら、私は段々目が覚めてきた。

体の痛みも手術中よりは和らいできた。


1時間後、助産師さんが様子を見に来た。

私が麻酔から覚めてるのが分かったようだ。


16時頃、また来ることになった。

ふらつかなければ、最後に外来で先生に再度診て

もらい退院となる。


主人も助産師さんが来てからは起きていた。

私達の会話は「お腹空いた~」の現実的な会話になっていた。

「なに食べるかね?」

「モスビックリマークホットドッグ食べたい」

朝から何も口にしていないので無理はないが、

“食べる”ってこと。ありきたりだけど“生きてる”ってことだよね。


16時頃、助産師さんが部屋に来た。

部屋のトイレまで歩いてみる。普通に歩けた。


着替えを済ませ、助産師さんと主人と3人で1階へ。

外来で待っていた先生に内診をしてもらい、来週再度来院する

事で退院となった。

入院費等は来週の医療費と合わせて払う形だ。



助産師さんに、1階へ行く前に

「お水から徐々に口にして下さい」と言われた。

ので、病院の自販機でミネラルウォーターを購入し

病院をあとにした。

車に乗り込み、まずはお水を一口、口にした。



でも、モスバーガーに寄る計画は実行するのだ(笑)

物凄く食べたかったからビックリマーク



天気は曇り空だったけど、私の気分は晴れ晴れしていた。

ああ、主人に言った言葉がある。


「もう(流産)手術は嫌だ」


ホントもう二度と体験したくない。

痛さを味わうなら、“出産”の方が断然いい!!

何より得るものがある。そんな素晴らしい事はない。


あとで主人から聞いたのだが、廊下で私の帰りを待っている時

手術を終えた先生が、わざわざ主人のもとまでやってきて

「無事手術は終わりました」

と言いに来たというのだ。


A病院。“毛嫌い”していたけど、いい病院だ。

大嫌いな夫婦が通院、出産したのは10年以上昔の話。

はなから知らなかった事にしよう。

何か言われたら「そうだったんですか~」と素知らぬ顔して

言えばいい。

何より今はお友達が通院してるのだ。

そして、私もお世話になった。これからもなるつもり。



ありがとう、赤ちゃん。

私に分からせてくれて。



帰りにモスバーガーに寄った。

退院から2時間も経たないうちに、ちょっとハードな食べ物に

パクついた。