
初分娩台へ登頂

でも、「はい、産みましょう
」みたいな感じはまったくなく、
2人いるはずの助産師さんも、
出たり入ったり。
モニターを見ながら、
助「まだだわね~。いきみたい?」
(いきみたいかどうかなんてわかんないがな!!)
助「いきみたくなったらいきんでいいわよ」
(えっ?出ちゃったらどうするん?)
そんな簡単には出ないようだ・・・
でも、確実にやってくる陣痛をただ耐えるより、
いきんだほうが楽な気がして、
う~んっと
やってみる。助「目つぶっちゃだめよ
(血管が切れるらしい)」助「ひっぱるんじゃないの
押すのよ
(手で持つところ)」助「もっと長く
(だって、違うものが出ちゃいそうなんだもん
)」そんなこんなしてたら、
定期的に聞こえてたモニターの心音が、一瞬違う感じに・・・
すると、Tくんが吹っ飛んできた

T「一瞬だけど、心音が下がったからね。早く出しちゃおう」
とうとうか

Tくんが、ぐいぐい産道を広げる

はさみみたいのを取り出す

(とうとう切るの?会陰切開??)
ビシャッ
羊膜を破っただけだった。
そう。人工破水。
けっこうな衝撃。
T「そうじゃない
もっと長く
」と言いながら、Tくんはまだぐいぐい産道を広げる。
コアクマ変わらず
う~んっ


そのときコアクマは感じた・・・
(あれ?なんか産道に何かが挟まった気がする。
赤ちゃん?そんな狭い中にいさせたらかわいそう・・・頑張らねば)
ドッキドキだった会陰切開をサクっ
とされ、(ネットで見た通り痛みはなかった)
遠慮がちだったいきみを全開に
ううう~ん



頭が出た感覚。
そして、スルッと肩が抜け、
おぎゃあ~

2010年1月15日午前5時57分
コアクマベビー(男の子)誕生

