UK Chart 11/8
Single Chart
1(3) : That's So True / Gracie Abrams
2(1) : Sailor Song / Gigi Perez
3(2) : APT / Rose & Bruno Mars
4(4) : I Love You I'm Sorry / Gracie Abrams
5(6) : Hot To Go / Chappell Roan
6(8) : Thick Of It / KSI f. Trippie Redd
7(9) : Bed Chem / Sabrina Carpenter
8(12) : The Door / Teddy Swims
9(11) : Taste / Sabrina Carpenter *
10(13) : Move / Adam Port,Stryv,Keionemusik *
15(25) : Bad Dreams / Teddy Swims
22(-) : Sao Paolo / The Weeknd & Anitta
33(-) : Like Him / Tyler The Creator
* Top10再登場
カリフォルニア州ロサンゼルス出身の女優、シンガー Gracie Abramsの「That's So True」が1位に輝いています。Taylor Switの『Eras Tour』やOlivia Rodrigoの『Sour Tour』のオープニングアクトとして登場して知名度を上げていました。2023年のデビューアルバム『Good Riddance』は全英3位を記録し、2024年の2ndアルバム『The Secret Of Us』は全英1位を記録していました。「That's So True」は『The Secret Of Us』のデラックス盤に収録される追加曲で、The NationalのAaron Dessnerがプロデューサーにクレジットされています。Taylor Swiftに近い印象のロックサウンド。Sabrina Carpenteが今年活躍していますが女優からシンガーとしての成功の流れが続いています。
That's So True / Gracie Abrams
8位にはジョージア州Conyers出身のシンガーソングライターTeddy Swimsのアルバム『I've Tried Everything But Therapy Part 1』から「Lose Control」（全英2位）に続くTop10ヒットとなりました。驚くのは今週15位に次のアルバム『I've Tried Everything But Therapy Part 2』からのトラック「Bad Dreams」が入っていること。2024年MTV Music Awardではこの「Lose Control」「The Door」「Bad Dreams」がパフォーマンスされています。
The Door / Teddy Swims
Bad Dreams / Teddy Swims
Album Chart
1(-) : Songs Of A Lost World / The Cure
2(3) : Short N' Sweet / Sabrina Carpenter
3(1) : Chromakopia / Tyler The Creator
4(5) : Brat / Charli XCX
5(12) : +-=÷× Tour Collection / Ed Sheeran
6(7) : The Rise And Fall Of A Midwest Princess / Chappell Roan
7(11) : The Highlights / The Weeknd
8(15) : The Secret Of Us / Gracie Abrams
9(16) : Hit Me Hard And Soft / Billie Eilish
10(20) : 50 Years Don't Stop / Fleetwood Mac
47(-) : Eternal Atake 2 / Lil Uzi Vert
イングランドはCrawleyで結成されたロックバンドThe Cureの16年ぶり14枚目のアルバム『Songs Of A Lost World』が1位に輝いています。The Cureは1979年にデビューアルバムが発売され、80年代のブリティッシュインベイジョンでも活躍したバンドでした。チャート的には90年代の活躍が凄くて、全英3位、全米12位を記録した8枚目のアルバム『Disintegration』が名盤で、ここから「Love Song」（全米2位、全英18位）のヒットが生まれています。その次のアルバム『Wish』（1992年）では初の全英1位に輝き、ここから「Friday I'm In Love」が全英6位、全米18位を記録しています。90年代オルタナロックブームが吹き荒れてロックのシングルヒットがなかなか生まれない中でBillboardのオルタナチャートで1位を獲得しています。今回の全英1位はそれ以来の1位獲得（2回目）となります。シングル「Alone」に始まり、ラストが「End Song」で、ほぼ6分超えの曲で占められる大作で、孤立、死をテーマに人生の終盤を意識したアルバムになっています。
このアルバム、とにかくメディアに絶賛されていてNMEが★5、Uncutが9/10、Metacritcsが93/100と今年の名盤選にも選ばれそうな勢いです。