17日間の入院生活

本当に楽しかった

え?楽しい!⁉
本当に満喫したのは確か

よく笑った。
よく泣いた。
闘病仲間と・・・

こんな短期間で、互いのことをさらけ出し、一緒に前向きになったり、後ろ向きになったり、やさぐれたり(笑)ひねくれたり(笑)
手術後歩けるようになってからは、食堂で食事をすることにしたので、同室者以外の方とも仲良くなった

私の会話に、隣りのお部屋のおばさまがいつも爆笑してくださり、ついでによく叩かれた(笑)
関西人は、笑いながら人を叩くくせがあることをまた悟った日々でもあった(笑)
本当によく笑った

昼どきの、店内で居座るランチタイムのように、朝も夜も、掃除のおばちゃんがまわってくるまで仲間たちと居座り、喋り、笑い、自分が病気であることを忘れてた

そんな中で決まった退院

嬉しい反面、ちょっぴり寂しかった。
いや、退院前夜は、睡眠薬服用してたにも関わらず、眠れなかった



仲間とのサヨナラが間違いなく寂しかったからだと思う。
隣りのベッドのTちゃんも眠れなかったという

私は、この仲間と出会い、仲間がいてくれたから、手術や合併症を乗り越えれたと思う

仲間がいなければ、絶対に乗り越えれてない確信がある

学生時代の部活動。
看護実習。
仕事・・・。
全てにおいて、仲間がいたから乗り越えれたんだと振り返る

仲間って大切





最後にTちゃんが、
『AIの、storyの曲、歌詞、泣いてしまう。
まさに私たち、こんな感じ。
また聴いてみてね。』
て。
早速、検索

限られた時の中で
どれだけのコトが出来るのだろう...
言葉にならないほどの想いを
どれだけアナタに伝えられるのだろう....
ずっと閉じ込めてた
胸の痛みを消してくれた
今 私が笑えるのは
一緒に泣いてくれたキミがいたから
1人じゃないから
キミが私を守るから
強くなれる もう何も恐くないヨ....
時がなだめてく
痛みと共に 流れてく
日の光がやさしく照らしてくれる
説明する言葉も
ムリして笑うコトもしなくていいから
何かあるなら いつでも頼ってほしい
疲れた時は 肩をかすから
どんなに強がっても
ため息くらいする時もある
孤独じゃ重い扉も
共に立ち上がればまた動き始める
1人じゃないから
私がキミを守るから
あなたの笑う顔が見たいと想うから
時がなだめてく
痛みと共に流れてく
日の光がやさしく照らしてくれる
時に人は傷付き、傷付けながら
染まる色はそれぞれ違うケド
自分だけのSTORY
作りながら生きてくの
だからずっと、ずっと
あきらめないで....
そして号泣



辛くなればこれを聴いて、泣きじゃくり(笑)
仲間を思い出し、頑張っていきたいと思う





そしてついにやってきた退院のとき

ルンルンのはずが、仲間皆に見送られると寂しさがこみあげる。
皆で涙

次会うときは、元気になってからね

ランチいこね

と約束

自宅へ帰る車の中

楽しかったなぁ

さみしいなぁ

今頃皆、何してるかなぁ?
病院であった楽しい出来事を旦那さんにとめどなく話した



ひとしきり私の話を聞いた旦那さんが一言・・・。
『あんた、1番楽しんでるやん



なんなら、1人、旅行に行ってきたくらい満喫して楽しんできてるやん
』

確かに

私はどんな環境でも、
どんな境遇でも、
楽しめることを知りました

そして家族の皆、ただいま

母ちゃん、意外に楽しんできてもてごめんね

皆、寂しい思いしたのにね

と思いきや





『え?もう退院?早くない?』
と子どもたち。
『退院してもしばらく安静にせなあかんなら、余計ややこしいわ!
どっか、転院とか、施設に入所するとかないん?』
と旦那さん





マジかいな





皆、もっと喜んでぇぇぇ
