母 | がんナースのおし(も)ごと

がんナースのおし(も)ごと

検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。

病気になって1番に報告した人は、旦那さん。

二番手に報告したのは、義母&実母。

義母(旦那さんの母)は、いつも私のことを実娘のように可愛がってくださる。自分のことのように思ってくださる。

今回も、電話口で2人で号泣[みんな:12]
『代わってあげたい。
大丈夫よ!全てうまくいくから!
絶対治るから!大丈夫!』
と、励ましてくださり、とんで会いに来てくれた。
これが、母の愛情[みんな:13][みんな:14]

打って変わり、私の実母。
名はマチ子[みんな:15]

先に言うが、このマチ子、只者ではない[みんな:16]

夫(私の実父)に新婚早々、23歳の若さで事故で先立たれ、その後再婚、離婚と波乱万丈の人生を歩んでるにも関わらず、明るすぎる。とんでいる。

私はきっとこの母さんの血を引き継いだのだろう・・・。

私から告白された事実にも、開口一番
『はぁ?何で?
うち、がん家系ちがうけど!
ばあさんもじいさんも100歳老衰やで!何で癌なん?あんた、罰が当たったんや!
私、忙しいから、子ども見れへんで!』

イヤイヤ、罰?
なんの?[みんな:01]
涙ひとつ出ない。

ほんま、親か?あんた。[みんな:02]

ま、マチ子らしい。
そない言いながら、なんやかんや、してくれるやん[みんな:03]

とにかく厳しい母であった。
振り返れば誉められた記憶がない。

『あんた、知っとるか?
子どもはな、誉めて育てなあかんねんで!
そーいや、あんた、誉めて育てたことないから、そないひねくれたんやわ!ははは~』

なんて言うてしまう人。

そこは、こんな境遇で、グレずに育ってくれて有難う!
言うべきやで。母さん[みんな:17]

しかしこの母さん、
全ての出来事には意味がある。
ご先祖供養をきちんとしなくてはいけない。
ご先祖さまの食事はお経読誦すること。

と常に説き、その手のえらいさんになっておられる[みんな:04]

私にも毎日
『お経をあげなさい。
ご先祖様があってこその私たち。
感謝して、とにかく手を合わせなさい!』
と説教していた。

『そんなん、人の弱みにつけこんで!心が弱い人がしたらいい。
私はしない!!!
自分の力でどうにかする!』

私はいつも全力で反論していた・・・[みんな:05]
そんなもの信じなかった。
墓参りだけ行ってればよいと思ってた。

その罰か[みんな:11]

いや、罰ではないかもだが、今こうなって、自分の力では何も出来ないことを痛感している[みんな:06]

そしてあんな反論してた私が、恥ずかしながら、ご先祖様に手を合わせている今日この頃・・・[みんな:07]

マチ子が、サイババに見える日があるが、とにかくやってみよう[みんな:08]
と改心。

信じるものは救われる[みんな:09]
かな[みんな:10]






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