家族について | がんナースのおし(も)ごと

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検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。


私には、同い年の旦那さん。小学六年生の長女と、小学二年生の長男がいる。

病気がわかったとき、1番に考えたこと。
やっぱり家族[みんな:01][みんな:02][みんな:03]のこと。

私、いつか死ぬなら、原因は、癌がいいと思ってた。
理由は・・・。

突然死なら思い残すことがあり過ぎる。
遺された家族も辛い。

でも癌なら、準備ができる。
辛くてしんどいだろうけど、自分も家族も準備ができる。

そう思ってた[みんな:04]

でもまだ早いっ[みんな:05][みんな:06]

私、まだ死ねない。
家のローンもまだまだある。
子ども達、まだ小学生。
教えることも、伝えることも、してあげないといけないこと、まだまだある。

まだまだ死ねない。
死にたくない。
死んでたまるか[みんな:07]

チョット早いよ。
せめて、子ども達が成人するまで。
いや、せめて子ども達が結婚するまで[みんな:08]
いや、せめて孫みるまで[みんな:09]

貪欲になる[みんな:10]

残された旦那さん、どうするん?
ローン1人で抱えて、せくせく働いて、子ども達の世話しながら、家事…。

そんなの、可哀想すぎる[みんな:11]

いや、待てよ[みんな:12]
若い後妻をもらうかも知れない。

息子も娘も、若い後妻にウハウハするかも知れない[みんな:13]

母ちゃんより、若いし、可愛い[みんな:14]
母ちゃんより巨乳やし[みんな:15]
母ちゃんより料理うまいし[みんな:16]

て、なるかも知れん。

いやぁぁ[みんな:17]
それだけは絶対いやぁぁぁ[みんな:18]
化けて出てやるっ[みんな:19]

だから、絶対死ねない[みんな:20]

え⁈そんな理由?[みんな:21]

ま、そんなことも考えながら[みんな:22]

私に似た、明るい子ども達を暗くさせたくない。
娘には、女性であることの素晴らしさや、心得。子宮がんにならないように教えていかなくてはならない。

運動神経がタケてる息子、これからもビッグになれるよう応援しなくてはいけない。

子ども達の一つ一つの仕草、いつまで見れるんかな?
考えるだけで泣けてくる[みんな:23]

弱気になったらあかん!
病気に負けたらあかん‼
負けてたまるか[みんな:24]

遠い将来を、家族皆で笑ってるイメージを描くトレーニング開始[みんな:25]

家族の時間を大切にしたい。
子ども達に対してなるべく怒らないように。
生きれてる一分一秒を大切に、感謝して、少しでも笑ってられるように。

病気になってまた、家族がどんなに大切か、家族が宝であることを再認識いたしました[みんな:26]






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