旦那さん | がんナースのおし(も)ごと

がんナースのおし(も)ごと

検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。

私には、同い年の旦那さんと、小学六年生の長女。小学二年生の長男がいる。

旦那さんとの出会いは(そこからさかのぼる?笑)ナース&患者。

絶対患者は恋愛対象には入らない‼
と豪語してた私。

サッカーをしてて、靭帯損傷で入院してきた旦那さんは、もちろん恋愛対象外!!

初めての顔合わせは、旦那さんの手術前日の夜。
浣腸液を持参し、旦那さんをトイレに呼び出した。
『はい。明日の手術のために、腸内空っぽにするからね。モーして!』

『え?ちょー待って。
今日勝負パンツ違うねん。
で、モーって何?』

『は?パンツ、勝負でも見ないから。
んで、モー知らん?
お尻突き出すねん。
早く早く‼お尻出して!』

そんなやり取りで始まった私たち。
(今なら倫理の問題で叩かれる。笑)

それだけで後は接点なし。

でも退院した後に先輩がセッティングされた飲み会に参加したら彼がいた。

そこからちょくちょく会うようになり、まさかの展開➡結婚までえっ

とにかく面白い人であった。
結婚してからも喧嘩はほとんどなかった。
会話も多く、周囲からも仲良し夫婦で通っていたが、唯一セックスレスという問題があった。

それは、私がずっと、拒否っていた。
育児、仕事で毎日くたくた。
それに、子どもいるのに、そんなんしたらあかんやろ!
みたいな、意味不明な思いが私にはあったショック!

今思えば、もう十分に使えなくなるのに、きちんとしとけばよかった。
旦那さん、ごめんなさい[みんな:01]
罰が当たりました。
てな、感じ[みんな:02][みんな:03]

でも旦那さんは、私の病気がわかってからも明るくしてくれた。

大丈夫‼大丈夫‼
たいしたことない。

陰では泣いてるらしいが(本人の弁)家族の前では常にちゃらけている。

初めてのがんセンター受診の時は、仕事休んで、付き添いしてくれた。

でも待ち合いでも、とにかく私を笑かしてくる[みんな:04]
待ち合いで、爆笑しているのも私ぐらいだろう[みんな:05]

しかし彼には難点がある。
注射や、処置等、想像しただけで立てなくなるくらい、敏感で弱い。

私の内診後、癌に侵された子宮頸部を写真で見せられたとたん、脚が痺れて立位困難[みんな:06]

内診で出血が多く、ガーゼ二枚挿入のまま、独歩で手術前検査に行く私の背後から
『あかん。脚が痺れて歩けへん。車椅子いるわ!』

て。

どないやねん![みんな:07]

こんな頼もしい旦那さんがいてくれて、とても心強い私です[みんな:08]



どないやねん!



iPhoneからの投稿