このブログでは、クライアントさまからいただいた過去の感想を再掲しております。
みなさん私のブログよりもよっぽど良いことを書いてくださっています(笑)
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感想88「毒親と決別して、好きな人と結婚できました」
匿名希望さん
初めてカウンセリングルームを訪れたのは28歳の時。
実家を出て一人暮らしをしたいものの、
それを伝えると母親が叫んだり怒鳴ったりすることで悩んでいた時でした。
私の母親は、典型的な毒親です。
感情がコロコロ変わり、猫なで声で褒められたと思えば次の瞬間には大激怒。
私の部屋に勝手に入ってはいろんなものを漁り、「これはなに!?」と怒る。
スマホのパスワードを設定すれば「やましいことがあるのか!!」とどなられ、
目を離したすきに勝手にパスワードを開けて友だちや彼氏をチェックされ…。
彼氏に勝手に母親が連絡をする始末で、当然彼とも長続きしませんでした。
初回のカウンセリングは、とても恥ずかしい有様でした。
母親のことをちょっと話始めたら、涙が出てきて、全身がガタガタ震えて言葉が出なかったからです。
ただ聞かれたことに答えるだけなのに、口の中まで震えました。本当に歯がガチガチ鳴りました。
先生は一通り話を聞いてくれて、
「元気な母親が叫んで怒るのも、もう28歳なのに自由に生きられないのも、普通ではないんだよ」とはっきり言いました。
その瞬間は、多分先生の言っている意味を100%理解は出来ていなかった気がします。
「母親が怒らないようにしないと」とばかり考えていて、家はおかしいかもなんてその時まで思ったことがありませんでした。
そして、
「私はもう働いていて、親がいないと生きていけない子供じゃないのに、まるで親の機嫌を取らないと死ぬかのようにおびえている」
という衝撃の事実に気が付きました(というよりもそういう風なことを先生に言われました)。
そこから月に2回ほどカウンセリングを受け続けて、約4年になります。
最初は、カウンセリングを受けてすっきりした気分を母親に戻されて、
またカウンセリングで少し改善しては母親に戻されて、の繰り返しでした。
心理療法が効いてきたのか、次第に
「母親からまず離れないと意味がない」という気持ちが強くなって、
カウンセリング1年後に一人暮らしを決意。
今度は母親への罪悪感に苦しむようになり、またカウンセリング。
母親から毎日罵倒のメールが届き、それはそれで苦しみましたが、先生と相談した結果、もう1台スマホを持つことにしました。
新しいスマホを普段用にし、古いスマホは着信音を消して家族からだけ連絡が来るようにしました。
出費はありましたが、今までは着信が鳴るたびビクッとしていたので、それが無いだけでもだいぶ楽になりました。
さらに1年後、彼氏ができました。
しかし、私は彼氏に対して感情的になることが増え、それを相談してまた心理療法を受けています。
感情的な毒親の元で育つと、よくあるそうです。
先生と相談し、彼氏にもカウンセリングに来てもらい、これまでの私の状況と、感情的な部分について、先生が説明をしてくれました。
これが大正解だったと思っています。
彼氏は専門的な立ち場の人から説明されたことで、冷静に理解できたしこれからも一緒にいると言ってくれました。
そこからは、先生と優しい彼氏に支えられて、ここまで来たと思います。
去年、その彼氏と結婚をしました。
家族を呼びたくないという私の気持ちを夫が理解してくれて、
小さいレストランで少数の友人を呼んで、手作りの小さな結婚式をしました。
この夫と出会えて本当に良かったです。
先生のカウンセリングをもし受けてなかったら、もし受けるのがもっと遅れていたら、多分この結婚はできませんでした。
母親に邪魔されるか、母親化した私に夫が愛想をつかしていたと思います。
先日夫に「○○は年々調子が安定してきているね。どんどん良くなっているよ。」といわれました。
これからは私が夫のことを支えられるように頑張ります。
お世話になりました。ありがとうござました!