【お盆閉室のご案内】
8月13日~16日までカウンセリングルームが閉室となります。
ご迷惑をおかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。
家族の中に「ほかの人よりもお世話が必要な子」がいると
家族の暮らしはその子を中心に回り始めます。
お世話が必要な子、とは
病気や障害などの困難や苦しさを抱えていて
サポートが必要な子供、というイメージです。
「お世話が必要な子」は
自分の症状などでつらい思いをしたり
家族に迷惑をかけている罪悪感で苦しんでしまうことも多く
生活面だけではなく、心理面のサポートが必要なことも
よくあります。
でも、その一方で
「お世話が必要な子」の存在感に隠れて
ひっそりいろんなことを頑張っている兄弟姉妹もいます。
この、「お世話が必要な子」の兄弟姉妹にあたる方を
「きょうだい児」と言います。
きょうだい児の方もまた、
家族の一員として、「お世話が必要な子」を支えたり
手のかからない子でいるために
本当は欲しいものや望んでいることを我慢したりして
見えにくいところでつらさを感じていたりします。
特に「お世話が必要な子」が重い病気であったり
とても苦しんでいるところを目撃したきょうだい児は
自分がなにか嫌なことがあっても
「あの子よりはつらくないはずだ」と思って
頑張りすぎるところもあります。
そういう方が大人になると
限界まで無理をしてしまったり
逆に気持ちのコントロールが難しく感じてしまうものです。
誰が悪いわけではなくても
そういうことってあるんですよね。
自分のつらさをちゃんと感じるのって
すごく大事なことなんです。
※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。