人にはそれぞれ
「エネルギーに変換できるものと出来ないもの」があります。
例えば、テストで1番を取りたい、こんな暮らしがしたい、モテたい…などなど、自分のなりたいものややりたいことがたくさんあって、それが自分を動かすエネルギーになる人もいますよね。
でもその一方で、
「なりたいものも、やりたいこともない」
「ぼんやり理想はあるけれど、頑張れるほどじゃない」
という人だっているわけです。
じゃあそういう人はエネルギーがないのか?と言われると
案外そうでもありません。
やりたいものはなくても「やりたくないものはある」とか
なりたい姿はなくても「なりたくない姿ならある」とか、
そういう「これは避けたい」をエネルギーに変換して動ける人もいます。
一般的には、「人生に前向きで、いつもポジティブで、目標に向かってキラキラしていたほうが良い」というような風潮もありますが、
みんながそこに向かいたがって、そういう生き方が良い!ともてはやすということは、そうやって生きることがかなり難しいということでもあるんじゃないかと思います。
(星は遠くにあるから光って見える、みたいな感じかも。)
やりたくないことを避けるために何かを頑張ったり、
より苦痛を伴う努力を避けるために小さな踏ん張りをする、というのも、現実的でよい努力じゃないでしょうか。
やりたいことや、なりたいものがなくて頑張れないと感じている方は、逆に「避けたいこと」をたくさん想定して、なるべくそれらを避けるには何をすべきなの?という視点で人生設計をするのもアリですよね。
そうすれば、今本当に頑張るべきことが見えてくるかもしれません。
そして、人は変わったり成長したりしていきます。
昔は「避けるための努力」をしていた人も、次第に「目標に向かって努力」をするようになるかもしれませんし、その逆もあります。
そういうことを繰り返して、人は自分に最適化されていきます。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。