例えばスーパーで買い物をする時に
値引きシールのついた商品を買う自分が
周りからどう見られているんだろう?と気になる。
かわいそうな人、ちょっとしたものも定価で買えないような人に見えるのかな?と不安になる。
あるいは、職場で仕事をしている時に
「自分がサボっているように見えるのでは?」と
気になってしまう。
仕事の進行状況や優先順位を考えているだけだけど、
常にパソコンをカタカタさせていないと
何もしてないやつ、と思われそうな気がしてしまう。
そして家に帰る時に
しっかり化粧をし直して、整えた状態でないと電車に乗れない自分がいる。
本当はもう疲れているからさっさと帰りたいけど
周りからどう見られているのかが不安になって
誰と会うわけでもないのに、自分が納得できるまで化粧直しをしてから帰ってしまう。
誰かを不快にさせるのではないか?
誰かにネガティブなことを思われるのではないか?
そんな気持ちが常にあれば、
実際の生活以上に心理的なストレスがかかり、
ただ生きるだけでも疲れてしまいます。
そして、疲労がたまると「出来ないこと」が増え、
いつもは気にならないことまで気になるようになり、
表情だって(当然ですが)疲れてきます。
すると、さらに自分の見た目が気になるし、
自信もなくなるし、現実世界が恐ろしいものに思えてくる。
仕事に行けてるからまだ大丈夫、
何だかんだで死んでないからまだ大丈夫、
そんな風に自分に言い聞かせているうちに
生きることはますますしんどくなっていきます。
*このブログは毎日19時に更新されます
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