「やめられない」より「やめたくない」の方がいい | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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朝起きて、今日は事務仕事を片付けるか~と思いながら

 

「まあ、先にちょっとだけ…」

 

とアプリで漫画を読み始めます。

 

ちょっとだけ、って、自分のイメージでは15分以内くらい。

 

でも、気づいたら1時間も経ってる!

 

…な~んてことがあります。

 

 

じゃあこの1時間、漫画に集中してたのかと言われると実はそうでもなくて、

 

頭の中ではうっすら、

 

「あ~そろそろ読むのやめて仕事しないとな~」

 

とちゃんと思っていたりする(笑)

 

やめないと、仕事しないと…と思いながら読む漫画は、楽しい半分、プレッシャー半分ですよね。

 

 

それでですね、これを悩みとして語ろうとすると

 

「やらなきゃいけないことがあったのに漫画を読むのがやめられなくて…」

 

みたいな感じになるわけですが…

 

ここで、

 

私ははたして本当に「やめられなかった」のか?

 

と考えてみると

 

う~ん、やめたくなかったのかも?

 

という気持ちも出てきます。

 

いや~、だって漫画を読むのをやめたら事務仕事しないといけませんからね(笑)

 

そうすると、私の悩みは、

「やらなきゃいけないことがあったのに漫画を読むのがやめられない」ではなくて

 

「事務仕事をしたくないから漫画を読むのをやめたくない」

 

とも言えるかもしれませんね。

 

 

「やめられない」という悩み方をしてしまうと

自分ではもうコントロールが効かないような謎の力によって「続けさせられている感」が出てしまいます。

 

そうすると、自分ではこの問題を解決できないような気がしてくるんです。

 

それに対して「やめたくない」と思ってみると

あ、自分の意志でやめてないんだ!!と捉えることが出来るので、「コントロール不能な感じ」はちょっと減りますよね。

 

小さいことですが

「やめられない」とか「するべきなのにできない」という悩み方をすればするほど、自分にはどうしようもないという無力感が育ってしまうこともあるんです。

 

そういう時は自分の本音をよく探して

「やめたくない!!」「やりたくない!!」なんて気持ちが少しでも見つかるなら、そう思ってしまったほうがずっと自分をコントロールする力は育ちやすい気がします。

 

なので私も「漫画読んでだらだらするのをやめたくない!」とはっきり思って、そこから「でもさ~」と自分に交渉を持ち掛けます(笑)

 

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