人はだれでも、ちゃんと傷ついていい | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

 

【年末年始の営業日のお知らせ】

 

年末年始のため、

12月29日(日)~1月3日(金)

までカウンセリングルームを閉室します。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 

「きょうだい児」というのは、

障害や病気の兄弟姉妹がいる人のことを言います。

 

つまり、「病気の弟がいる姉」とか「障害の姉がいる妹」のことですね。

 

家族の中に、特別なお世話を必要とする子がいたり、

絶え間ない見守りが必要な子がいたりすると、

当然両親をはじめとする大人たちはそっちに集中しがちになりますよね。

 

それは、その子を生かすためにはある程度仕方のないことでもあり、必要なことでもあるわけです。

 

ただ、そこにもう一人「病気や障害のない子」がいたときに、

その子が家族の余波を受けてしまうことがあります。

 

本当は自分だってまだまだ子供なはずなのに、

障害や病気のある子を親と一緒に支える立場になってしまったり

 

家族に迷惑がかからないように、

とてもおとなしい(もしくは優秀な)子になったり。

 

それ自体はいいんです。

兄弟姉妹を支えられる力も、周りに気を使える優しさも素晴らしい。

 

でも、そうなることでますます「手のかからない子」になってしまって、親は余計にお世話の必要な兄弟(姉妹)に集中している…なんてことになってしまうと、やっぱり少しむなしいものですよね。

 

そういう気持ちが毎日少しずつ、少しずつ積み重なって

いつしか心の傷として刻み込まれてしまうこともあります。

 

家族がみんな大変な状態で、

誰も悪くなかったとしても

人は傷つくことがある。

 

まずはそれを理解して、「ちゃんと傷ついてもいいんだ」と思えることが、頑張ってきた人を少し救ってくれるかもしれません。

 

*このブログは毎日19時に更新されます

 

カウンセリングルームまきびHP

 

Instagramも更新しています

 

 

当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら

 

佐藤楓カウンセリングHP

 

佐藤楓Instagram

 

 

 

※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。