人と関わったり、人の目にさらされることに強い不安を感じるものを、総称で「対人不安(恐怖)」と呼んだりします。
対人恐怖症や社交不安障害なんていう診断名にも
繋がることがあるお悩みですね。
「人(前)が怖い」でひとまとめにされがちですが、
実は色んなパターンの「不安」があるんです。
たとえば「視線が怖い」タイプ。
人から見られることにすごく緊張を感じたり、
何かよくないことを思われているような気がしたり、
恥ずかしさを感じます。
あるいは「表情が怖い」タイプ。
誰かと話している時に、自分の表情がひきつったりこわばったりしているのでは?と感じて落ち着きません。
逆に相手の表情に敏感になりすぎて、「怒ってるかも」「面白くないかも」とあれこれ考えてしまう場合もあります。
そのほかに「発汗や体の震えが怖い」タイプもあります。
人前で何かをする時に緊張性の発汗が出たり、手や足などが震えてしまう人が感じやすい悩みです。
それを見られることでさらに緊張や不安が増すので、「視線が怖い」と近しい部分もあるかもしれませんね。
「自分の匂いが怖い」なんて場合だと、
自分から人を不快にさせる匂いが出ていて、嫌われてしまうんじゃないか…と感じます。
表情や発汗と違い目に見えにくいので、余計に不安が煽られやすいかもしれません。
どんな不安のタイプも、
「実際そうなった時に不安になる」だけじゃなく
「そうなるかもしれない」という不安も抱えています。
視線恐怖で言えば、見られている時に不安なだけじゃなくて
「いま見られているかも」と思うだけで、同じくらいの怖さを感じる…ということですね。
もともと気質的に不安を感じやすい場合もありますが、
過去のつらい体験をきっかけに不安を感じやすくなってしまった場合もたくさんあります。
もし、過去のきっかけで今の生きづらさがあるのなら
それを癒して生きやすくしていきたいですね。
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