自分が仕事をしてない時は
外の世界でスーツを着ている人達が「普通」に見えて
皆は普通で自分は出来損ないだ、と思っていたのに
いざ自分が仕事について頑張って働いてみると
今度は周りの人達が涼しい表情で毎日働いているように見えて、
皆は普通で自分はやっぱり出来損ないだ、と思ってしまう。
そして家に帰って、疲れて何も出来ないでいると
きっとみんなはちゃんと自炊をして、掃除をして、
綺麗な家を保って健康的に生活をしているんだろう…と思って
そこでも自分は「みんなと違う」と考える。
でもこれって、
自分が出来損ないだから、みんなと違うのか
それとも「みんなは普通で自分は出来損ない」と思っているから、そういうところばかりに目が行くのか、
どっちなんでしょうね。
人の脳は、なにかを思うと
それに近い情報をせっせと収集してくれます。
例えばお腹が空いたなと感じると
街中の飲食店がよく見つかるようになるし、
「今日のラッキーカラーは青」と言われると
自然と青色の物が目につきやすくなったりするのもそうですね。
だから、自分は出来損ないだ、おかしいんだと思っていると
別に気にしなくいいことまで見つけてしまって、
「自分が出来損ないである証拠」にしてしまったりします。
そうすると、
気にすればするほど、自分のダメな点が目について、
やっぱり自分はダメなんだ、と確信めいてしまう。
ダメな点があるからダメなのか、
ダメだと思うからダメになるのか。
たまには自分をダメだと思う気持ちを
疑ってみてもいいかもしれませんよ。
*このブログは毎日19時に更新されます
当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら