存在の肯定→努力の肯定→成果の肯定② | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

 

【お盆閉室のご案内】

8月13日~16日までカウンセリングルームが閉室となります。

ご迷惑をおかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします

 

 

昨日の続きです。

 

 

人は生まれてすぐの頃、「ただ存在している」というだけで

愛されたりほめられる経験をします。

 

存在を褒められる(肯定される)ことで、

人はこの世界に自分がいていいんだという感覚を得ることができます。

 

 

その後、成長するにつれて立って歩いたり、

勉強や運動や遊びを通じて、「何かをやる」とか「頑張る」ということを褒められるようになると、

 

自発的に行動すること、なにかにチャレンジすることに対して前向きな感覚を持つことができます。

 

 

そしてさらに大人に近づくと、今度は行動に伴って現れる「成果」に対して褒められるようになり、

 

自分が進むべき方向がより明確になるだけでなく、達成感や充足感につながる…というお話でした。

この3つの段階はピラミッド型になっていて、

それぞれが独立して存在しているわけではありません。

 

だから例えば

 

「小さなころから勉強や習い事漬けで、親から成果だけを見られてきた(親の思う結果が出せると認められるが、それ以外はダメ出しされる)」

 

「がんばった、という理由で褒めてもらったことがない」

 

なんて環境で育った方は、

努力で褒められるという段階をスキップされてしまった可能性があります。

 

すると、

考え方が0か100になってしまったり、

確認行動が多くなったり(カギをかけたかなどの確認)、

自分がやりたいことが分からなくなったり

してしまいます。

 

 

 

幼いころから、親があまりにも結果重視だと

逆に何もがんばれなくなってしまう(自発的にやる、という前向きさが育たないため)なんてこともありますね。

 

そして、

スキップされた段階で得られるはずの気持ちがいつまでも満たされないので、

周りが大人になって「成果を肯定される」ことに満足している時に、いつまでも「存在の肯定」や「努力の肯定」を強く望み、周囲の人とのギャップが生まれてしまうこともあります。

 

周囲の環境や人との関わりで改善していくこともあれば、

カウンセリングなどで過去の傷を癒す必要があることもあります。

 

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