例えば、夜中にふと小腹が空いて
「ラーメンが食べたいな~」
と思ったとします。
頭の中をラーメンが飛び交って、
「王道の醤油がいいな~」なんて味を思い浮かべると
だんだん体がそわそわしてきて、
「店はもう閉まってるから、コンビニに行っちゃおうかな」
なんて気持ちがじわじわと高まってくるかもしれません(笑)
でもそこで、
「いや、ここは我慢して別なものを食べよう」
と、豆腐やらゼリーやら、家にある別なもので小腹を満たすと
「やっぱり物足りない!」
と感じることがあります。
小腹を満たす、という目的は果たしているけど
ラーメンを食べる、という希望を果たしてないと
「お腹は膨れたけど頭からラーメンが離れない」
というなんだかおかしな状態に。
また別のある時、高いブランドのバッグを見て
「これ欲しいけど高くて買えないな~」
と諦めたとします。
そのかわり、というわけではないけど
なんとなく安い服やバッグの通販サイトを眺めていたら
あれもこれも欲しくなって注文してしまいました。
購入したときは気分が高揚して、
「ちょっと買いすぎた気もするけど、あのバッグ1つ買うより安いから」
なんて思っていたのですが
いざ商品が届くと、安っぽさが気になったり
意外と使い道がなかったりして
購入したときほどの高揚感がなくなっていることに気付きます。
この中途半端な物足りなさが慢性的な飢餓感を呼びます。
するとどうでしょう。
「ラーメンは食べなかったけど、そのかわり別なものをだらだら食べ続けてしまった」
「失敗するかもと分かっているのに、また通販で安い服をたくさん買ってしまう」
…といった「繰り返し行動」が、なんとなくやめられなくなってしまう事があります。
そしてこれが続くと、依存と呼ばれる状態につながります。
続きます
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。