お金を気にせずアレコレ買ってしまう「買い物依存」
呑まずにはいられない「アルコール依存」
おなかがすいていないのに食べ過ぎてしまう「過食」
どこに行っても手放せない「スマホ依存」
どんな依存症にも、不安と罪悪感がついて回ります。
それはある意味、「不安や罪悪感が特定のものへの依存心を強めていて、だからやめられない」とも言いかえることができると思います。
浮気や不倫なんかもそうですよね。
「浮気や不倫は最低、今すぐ別れろ」というのは至極もっともである一方で、
不安や罪悪感を根本的に抱えた人がそこから自力で抜け出すのはなかなか至難の業だったりするものです。
さて、そんな厄介な「不安」や「罪悪感」は捨ててしまいたいものですよね。
・仕事のミスを何度も思い出しては、取り返しのつかないような気持ちになってしまう
・あの時の私は印象が悪かったかもしれない、あの返事は良くなかったかもしれない、などと思う
・誰かと自分を頻繁に比較してしまい落ち込む
・食べすぎたり、買いすぎたりして自己コントロールができない自分が嫌になる
こんな気持ちに日々さいなまれて、あること無いこと考えてしまう人は、
接続詞をうまく使って自分の思考を引っ張り上げる練習をしてみると良いかもしれませんよ。
その方法はとても簡単。
ひとしきり自分にダメ出しをしたり落ち込んだ後に、「でも」という接続詞を付けてあげるのです。
たとえば、
「またミスした。どうしていつもちゃんとできないんだろう。皆から出来ないやつだと思われて笑われているかもしれない。もう会社に行きたくない。」
と思ったとします。
その後に、「でも」という言葉を意識してつけてみます。
でも、のあとは心のまま、言葉が出てくるのをただ待っているだけで大丈夫ですよ。
ただし、「辞めるなんて許されないから明日も行かないと…」のような「○○しなければならない」という言葉だけは禁止です。
「でも、私なりには頑張ったよね」
「でも、こんな気持ちをひきずりたくないな」
「でも、上司の指示も悪かったよね?」
「でも、今日のご飯はおいしかったな」
こういう言葉が出てくるとOKです。
どんな言葉が出てくるかはその人によりけり、その時によりけりです。
でも、という言葉を使うと、無意識がその後に続く感情を探し出してくれます。
しかも、マイナスの言葉の後に「でも」をつけているので、無意識はその文脈からマイナスの逆、つまりプラスの感情を探し出してくれます。
こうやって、少しずつ脳に気持ちの切り替えを教えていくと、不安に飲み込まれずに済むようになってきます。
「でも」の後に何も言葉が出てこない人は、自分で適当に作ってしまいましょう。(笑)
それでも大丈夫です。
ただし試してみる時は、自分の不安をポジティブな言葉で押し込むようなイメージではなく、
ダメだしする自分を見届けてから、「気は済んだかい」とやさしく声がけするようなイメージで行う様にしてくださいね。
多少の不安ならうまく切り替えられるようになるかもしれません。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。