誰も傷つけずに生きるのはすごく難しい。
なぜなら、傷つきやすさも傷つくポイントも人それぞれで無限に存在しているからです。
本当に誰も傷つけたくないと思ったり、
「誰かを傷つけたかもしれない」という気持ちから逃げたいと思うなら、
山の中にこもって二度と下山しないくらいじゃないと無理な話かもしれません(笑)
(でも、それはそれで、もしかしたら誰かが傷ついているかもしれないけど…)
そう考えてみると
「誰かにいやな思いをさせたかも」
「傷つけてしまったかも」
「私といてもあの人は楽しくないかも」
こういう悩みって、時には「もうスッパリあきらめる」ということもちょっと大事だったりします。
人は生きているだけで必ず誰かを傷つける。
なぜなら、
人は他人の何気ない言動で本当にあっという間に傷つし、
傷つくかどうかは相手が決めることだからです。
(もちろん、一般的に誰でも傷つく言葉というのは存在します)
自分で相手を傷つけるかどうかを選べない以上、
「誰も傷つけない」っていうのは土台無理な話。
むしろ、自分でコントロールできる範囲を超えていることに対して悩みすぎると、人は無気力になってしまいます。
他人にどう思われているか不安、とか
自分のせいで嫌な思いをしたんじゃないか、とか
そういう不安から解放されるためには、案外
「いや~でもすでにさんざん人を傷つけてるだろうし、傷つけない人生って無理だし、自分が良ければいいか!」
くらい、一度すっぱりあきらめて
ちゃんと「他人」じゃなくて「自分」を中心にした生き方をしたほうがいいこともあります。
そして、
人を傷つけない、不快にさせないという事と
他人を大切にすることは実は違うので、
それを知るためには、まずは気楽に自分のために生きる必要があります。
傷つけないように、不快にさせないようにと頑張るのはなかなか気も使うししんどいですが、
自分や相手を大切にする、というくらいなら、楽しくやれたりするものです。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。