「人から悪く思われているんじゃないか」と思っている人は
悪く思われることが苦痛なのに、
「どう思われているか」を一生懸命探ってしまうことがあります。
「あの人が嫌いだ」と思っている人は、
その人のことを意識したくないのに
一挙手一投足をつい確認して、嫌なところを見つけてしまうことがあります。
そして、どんどん自分の中に不快感がたまっていくのに、
「相手のことを気にしない」
「これ以上知ろうとしない」
という選択が難しくなっていって、
嫌なのに気にしてしまう、という状態になります。
人は、何も知らない時はいつも幸せです。
でも、ひとたび何かを知ってしまうと、今度は「知らない」ことがとても怖くなってしまう。
だから、知ろうとするのをやめようとすると、
「自分の把握できない場所で良くないことが増えていくような不安」がやってきます。
もちろん、「把握しておかないともっと不安になる」、という選択が合っていることもあるけれど、
何かを知ることがさらなる不安を呼び寄せてしまうこともあり得ます。
見たくないものを見ようとしてしまう時は、
思い切って全部やめてしまうといいかもしれません。
やめたいのにやめられない!という場合なら、
カウンセリングもご検討くださいね。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。