説明しにくい孤独感をいつも感じている方がいます。
よくよくお話を聞くと、孤独感の強い方には2パターンあって、
「一人でいても誰かといても孤独感がある人」と「他者との関係の中で孤独感がある人」にざっくり分かれています。
「一人でいても誰かといても孤独感がある人」は、慢性的にいつもさみしさを実感していて、自分の体の一部を失ってしまったような「足りなさ」を感じています。
これは、あるべきものが無い感覚。
だから、「埋め合わせないと辛い」ので、食べ物や買い物、忙しさなど、いろんな事情で不足感を補給しようとするのかもしれませんね。
他者で寂しさを紛らわすこともありますが、言葉通り「紛らわす」だけなので、根本的には他者といても寂しさが続いている方が多いです。
一方、「他者との関係の中で孤独感がある人」は、一人の時間は意外に苦痛じゃなかったりします。
でも、他の人達と関わった途端に「自分だけみんなと一体化できてない」とか「なんか浮いてる」と感じて孤独になります。
この場合は、自分の体の一部を失ってしまった感覚というよりも、「生まれる前からその機能を持っていなかった」という感覚が近いかもしれません。
他者を求めても癒されるには至らず疲れてしまうので、どちらかというと一人を好み、一見孤独が好きなように見えます。
でも、本当はひとりぼっちは怖いと感じてもいます。
その矛盾に悩んでしまいますよね。
それぞれの抱える孤独感や寂しさは、どこから来るんでしょうね。
孤独感を苦痛に感じているなら、きっと心のどこかになにかが引っかかっています。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。