人間の悩みには「階層」があります。
①自分で自覚出来て、人に相談出来る悩み
②自分で自覚してるけど、人に言うのがしんどい悩み
③自分で自覚は出来ないけど、指摘されるとしっくりくる悩み
④自分でも自覚が出来ず、指摘されても「??」な悩み
と、ここでは試しに4層に分けてみますね。
基本的には、下に行くほどその人の根源的な悩み(というか葛藤)になっていって、より、認めるのがつらい内容になっていきます。
認めるのがつらいというのは、それを認めることが自分のアイデンティティや命に関わるように思えるから。
例えば、小さいころって母親に嫌われたら生きていけない(養育してもらえない)可能性すらありますよね。
そういう状況では、母親に捨てられないために、自分の何かを抑圧(存在しなかったものとすること)したりするわけです。
すると、大きくなってもそれは「自覚しちゃいけない悩み」のまま、心の奥底に埋め込まれてしまいます。
本当は、その悩みを認めても何も問題は起こらないんだけど、
小さい頃の学習ってすごく根強いですからね。
でも、私たちが今いろんな悩みを抱えて苦しんでしまうのは
実はこの「自覚しちゃいけない(と学んでしまった)悩み」の部分に起点があったりします。
だから悩みの表面を聞いていても良くならない時、
1段ずつ階段を下りるように、悩みの下層階へ進む必要がやってきます。
例えば
「何をやっても頑張れない、無気力状態」のクライアントさんがいらっしゃったとしますね。
これを、冒頭の①から④に当てはめると、面白いことが見えてきます。
明日に続きます!
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。