同じ出来事を経験しても、
「しあわせだ」と思う人と
「このくらいは普通」と感じる人がいます。
同様に、同じ出来事を経験しても
「つらい、苦しい」と思う人と
「大したことない」と感じる人がいます。
人の感じ方は様々で基準がほとんど存在しない。
しかも、同じ人間でもその時によって感じ方が違ったりする。
だから何かと比べずに、まずはその時の自分の心の声を聞くしかない。
でも、心の声って何だろう。
それが問題なんです。
「私の悩みは○○で、その原因は○○で、今の気持ちは○○です」
と言い切れる人はあんまり多くない。
みんな、「これが原因かな?わたしは本当につらいのかな?結局何に悩んでいるんだろう」と考え込んでしまう。
あれも、これも、と気になることが増えたり自分を疑い始めたりすると、ますます自分のことがよく見えなくなってくる。
そういう状況で、どうやって自分の声を聞くんだろう。
そういう時は、意外と「ツッコミ役」が必要だったりします。
それはいつから?
きっかけは?
でもそれってこうじゃないの?
その時どんな場所にいたの?
それはさっき言ってたのとは違う気持ち?
色々聞かれていくうちに、こんがらがっていた悩みが、一本の道になってはっきり見えるようになる。
ツッコミ役に応えていくうちに、自分の悩みの全体像がつかめるようになって、
答えられない質問があるたびに、自分の悩みのキーワードに気が付いていく。
そしてふとした瞬間に、
自分の心の声が聞こえるようになる。
誰とも、何とも比べない自分の感情に触れて、
自分の気持ちを受け入れた時、
人は大きな一歩を踏み出します。
*このブログは毎日19時に更新されます
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