他人に捉われないってどういうことだろう。
それは例えば、
誰かを恨んだり、憎んだり、もしくは誰かに傷ついたりしている時間がなくなるということと言えるかもしれません。
他人に捉われるって、
他人が頭の中を支配している状態のこと。
つまり、他人と頭の中でつながりを持ち続けているということです。
だから、その感情がなんであれ、
相手のことを考えたり思い出されたりするとき、
心の中で相手と自分の距離が近くなります。
どんなに相手のことを嫌っていようが、
「忘れたい」と思っていようが、
そう強く思っているうちは、やっぱり頭の中に相手を置くことになってしまう。
だから人は、大きく傷ついた状態からなかなか立ち直れないんですよね。
どうにかしようともがくほど、その努力をすればするほど、相手の事が意識されて、刻み込まれていくから。
カウンセリングに心理療法を用いるのには、
クライアントさんが一人でどうにかしようと頑張るのを一度ストップ!する役割もあります。
頑張っても頑張っても相手のことを忘れられない、というのは、それもまた心のダメージになります。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。