親が子に背負わせるもの① | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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昨日テレビで「毒親」についての番組がやっていましたね。

 

毒親とは言葉の通り、「子供にとって毒になる親」のことです。

 

例えば、

もし、仲のいい友人から

 

「親に殴られたことが何度もある」

「親が毎日私のスマホをチェックしている」

「親が知らないうちに私の婚約を破棄してしまった」

 

なんてことを聞いたら、今の時代なら

それって毒親では⁉と思う人もわりといるだろうと思います。

 

 

では、次のように言われたとしたら、

私たちは友人と家族の関係をどう捉えるのでしょうか。

 

「親は私のためにいろんなことを我慢してくれた」

「親のことは自分が支えてあげないと」

「よく怒られてたけど、私に原因があってね」

「うちはあんまり家族に問題はないかな」

 

家族の問題がないどころか、

「あなたは親思いの優しい人ね」

「こんな子供がいたら親は幸せね」

「親の育て方がよかったのね」

なんて思ってしまうかもしれません。

 

 

でも、本当にそうなのでしょうか。

 

 

表面的には「普通」に見えるけど、実は子供がいつも親の機嫌に振り回されてきた、というクライアントさんとたくさん出会ってきました。

 

そのようなクライアントさんたちは

「家族仲は普通」とか

「親のことが大好き」という

エピソードを話す方が想定以上に多いです。

 

 

でも、そのわりにはご家族のエピソードが少なかったり、

(思い出が少ないというよりも、無意識にシャットダウンしていることがあります)

 

他人に対する緊張感や不信感が強かったりしていて、

 

家族から虐待を受けていたようなクライアントさんたちと似た行動や訴えをすることもよくあります。

 

もちろん、だからと言ってクライアントさんが「家族は普通」とおっしゃっているを無理やり覆すことはないのですが、

 

結局カウンセリングを進めていくうちに、親から傷つけられたエピソードがポロポロ出てきて、そこから改善に向かうこともしばしばあるものです。

 

ということで、

 

表面的には普通の親子関係に見えるけど、

実際は子供が傷を背負っていますよ

 

というケースのチェックリストのようなものを、

明日書いてみようと思います。

 

続きます

 

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