「正解はないけどNOならある」ということがカウンセリング中にはよく起こります。
この「正解」「NO」は、もちろんクライアントさんにとっての正解やNOという意味です。
例えば、クライアントさんに「どうしたいですか?」「どうなりたいですか?」という質問をしても、
クライアントさん自身もどうなりたいのかよくわからなくて、「う~ん」と言葉に詰まってしまうことがあります。
これは、クライアントさんの中にも正解がない状態です。
でもここで、あえて的外れなことを「これはどうですか?」とお聞きしてみると、「それは違います」とはっきりNOを返してもらえたりします。
「これが正解!」というものはまだわからなくても、意外に「それじゃない!」なら分かったりしますよね。
私なんかは、たまに「何を食べたらいいかわからないな~」という気分の日があるんですが、
そういうときも、「何が食べたいか」は分からないけど「食べたくないもの」はある、なんてことがよくあります(笑)
そしてですね、「どうしたい?」には答えられないとき、まず先にNOを探してみると、意外に考えが進んだりします。
もちろんNOがわかったからといって正解もわかるとは限りませんが、少なくとも「全然何も思い浮かばない」状態からは、少し条件を絞ることができますよ。
正解はないけどNOならある、それならNOから考えよう、というのもアリですよね。
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