「自分のことなのに他人事のように感じる」
「いつも意識がちょっと遠いところにある」
そんなお話を聞くことがあります。
人によっては、「どういうこと??」という感じかもしれませんね。
似たようなパターンとして、こんな表現をされる方もいらっしゃいます。
■生きている実感がない
■少し遠い場所から自分を見ている感じがある
■身体の痛みに強い方だと思う
■膜に包まれているように感じる
■周りの人が何を楽しそうにしているのか分からない
■周囲の人から浮いているような気がする
■いつもガス欠で力が出ない感じがある
あ、あと幽体離脱のようなふしぎな経験がある場合もありますね。
自分が現実世界を生きていることは分かっているし、何も感じないわけではないけど、なんか「遠い」というこの感覚。
カウンセリングの主訴になることはあまりありませんが、
(意識が遠く感じること自体は、そこまで苦痛を感じないことが多いので)
トラウマや苦痛の記憶が整理されると、少しずつ減っていくことが多いです。
ちなみに、こういう「遠い感覚」を持った方が心理療法を続けていくうちに、
「急に景色がはっきりした!」
「感覚がはっきり分かるようになった!」
とおっしゃることがあります。
世界も自分も「遠くする」必要がなくなって、自分の世界に戻ってきたのかもしれませんね。
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