★再掲です
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誰にでも、受け入れたくないブラックな自分がいます。
仕事仲間がミスをするのをほくそえんでいる自分とか、
高齢の親や子供を捨てて自由になりたい自分とか、
条件に恵まれて育った人を許せない自分とか。
そのブラックさを受け入れられなくて、
心配している風に仲間に声をかけたり、
子供を愛していると言い聞かせたりして、
必死に自分を取り繕おうとしています。
ブラックな感情は、誰にでもあるものなので、
そんなに問題ではありません。
でも、そのブラックさを「無い事にしよう」と思う心の動きは、一癖あります。
なぜ、自分のブラックな気持ちを認められないの?
認めてしまったら、何か大変なことが起きてしまうの?
本当は、ただ認めるだけでいいはずなのです。
これはたとえ話ですが、
母親が子供を愛せず、ずっとイライラしていたら、
たしかに子供の心に何か影響を及ぼしてしまうかもしれません。
じゃあ、
「子供を愛さなくては、イライラしないようにしなくては」と抑圧して頑張っていれば、子供はすくすく育つのでしょうか。
そんなことはないんですよね。
子供はまた別の形で、母親の思いつめた感情を受け取ります。
みんな、自分が健康で幸せであることが一番なのに、
「世間の道徳的に」
「子供への影響が心配で」
「そうしないと愛されないと思って」
ブラックな気持ちに蓋をして、ゆがめてしまいます。
でも本当は、認めるだけでいい。
自分にブラックな気持ちがあることを、ちゃんと受け止めることが必要です。
だって、僕なんか4歳で親に説教を始める子でしたから、もう相当ウザかっただろうと思いますよ(笑)
ブラックな気持ちなんて、あっていいんですよ。
見ないふりをして受け止めないから、「ここにブラックありますけど」とずっとついてくるんです。
そう、ブラックな感情って、ちょっとトラウマに似ているんです。
受け止めてあげないと、いつまでもそこから消えないんですよね。
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