友だちと写真を撮った時に、なんとなく自分と友だちの顔を見比べて落ち込んでしまう。
いつも周囲から自分だけが浮いているような感じがある。
楽しく飲んで帰宅した後に、急に自分の発言や人の表情を思い出して不安になってくる。
特に興味がない相手からも、好かれていないといけない気がする。
ひとつひとつはそこまで重大な悩みでなくても、そんなことが続いていると少しずつ人と関わるのが疲れてきます。
そんな「対人関係」のお悩みを持っている方のカウンセリングをしていると、
他人の気持ちを深読みしなくなって、人と話しても疲れなくなった
という方もいらっしゃれば、
自分だけが馴染めてない感じや劣等感が減って、コミュニケーションを楽しめるようになった
という方もいらっしゃいます。
でも、そんな風に「楽しく他人と関われるようになった!」というパターンだけではなく、
誰にでも好かれなきゃ!と友人の長電話に付き合い続けていた人が、「私、あの子のこと好きじゃない!」と気づいて電話を断れるようになった
なんてパターンや、
もともと他人といると疲れやすいから、一人で過ごす時間を確保する生き方が合っていると分かった
ということもあります。
出だしのお悩みが同じであっても、カウンセリングや心理療法をやる中で現れてくる感情は人それぞれ。
「みんなと楽しく会話が出来ない」というお悩みだったとしても、
「みんなと楽しく会話がしたいかどうか」はまた別の問題だったりするから面白いです。
一つのお悩みに対して、いろんな方向から眺めてみることで、思ってなかった自分の本音が見えてくることがあります。
自分の本音に気付く、楽しい瞬間です。
*このブログは毎日19時に更新されます
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