言葉に正体が隠れている | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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以前も似たようなことを書いたのですが、

 

日本語というのは「最後の言葉」が一番重要な部分であることが多かったりします。

 

例えば、「人間のようなネコ」の本体はあくまで「ネコ」ですよね。

 

人間のような、はネコを説明する言葉でしかありません。

 

 

「ももの天然水」なんて飲み物も昔ありましたが(今もあるのかな?)、あれも「(天然)水」が本体ですよね。

 

「もものような(風味のある)天然水」です。

決して「天然水のようなもも」ではありません。

 

こんな感じで、日本語というのは物事の本質や正体が末尾にくることが結構あります。

 

これを応用して自分が使っている日本語をよく眺めてみると、自分のクセが見えてきます。

 

 

  「やりたいけど出来ない」と「出来ないけどやりたい」は違う

 

例えば「ダイエットのために毎日運動しよう」と決めていて、3日坊主になってしまったとします。

 

その時

「3日坊主にはなっちゃったけど痩せたい」と感じる人と

「瘦せたいのにダイエットが出来ない」と感じる人では、気分の「正体」がまったく違います。

 

「3日坊主になったけど痩せたい」と感じる方の気分の正体は、「痩せたい」ですが、

 

「痩せたいのにダイエットが出来ない」と感じる人の気分の正体は、「出来ない」なんです。

 

 

この傾向が強い方は、ダイエットを失敗したからそう感じているというよりも、

 

「なんて自分はダメなんだ」

「どうせやっても変われない」

「忍耐力がない」

「向いてない」

 

こんな考え方が最初から心のどこかにあった人が多いです。

 

だから、ダイエットの3日坊主はきっかけでしかないんですよね。

 

ダイエットじゃなくたって、きっかけさえあればすぐに「だから自分には出来ない(出来なかった)」というゴールに辿り着いてしまうタイプです。

 

 

「痩せたいからダイエットをしている(痩せる、がゴール)」はずなのに、

 

実は「出来ない」がゴールになってしまっているんですね。

 

続きます

 

 

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