「生きづらさを改善したい」
「もっと気楽に人生を生きたい」
でも、「生きやすい」「気楽」って何?
そんなクライアントさんがたくさんいらっしゃいます。
辛いから何とかなりたいけど、「生きやすい」が具体的にイメージ出来ない。
特に
幼少期から家族関係に問題があったり辛いことが多かった人は、人生の半分以上を「なんかつらい」状態で生きてきた場合が多いので、
「生きやすい」ってそもそも何?という感じだったりします。
生きやすいというのは主観なので、一言で「これが生きやすさだ」と説明できるものではありません。
なので、今の自分がもう少し生きやすくなれたら、どんな生活になるのかな?をイメージできるワークを用意してみました。
気になる方は、紙とペンをご用意くださいね。
STEP1:悩みを書き出す
悩んでいることや辛いことをなるべく具体的に紙に書き出します。
例えば、「会社に行きたくない」を具体的にするなら、「上司が怖い」「朝起きるのがつらい」などですね。
お悩みはたくさんあって当たり前です。一つにこだわらずにどんどん書いていきましょう。
STEP2:悩みレベルを10段階にする
お悩みを書き出すことが出来たら、それを「お悩みレベル10」とします。
その場合、レベル0とレベル5がどんな状態かを考えましょう。
レベル0は「悩みにならない状態」、レベル5は「今の悩みが半分になった状態」です。
例えば、「上司が怒るのが怖い」をレベル10をすると、
レベル0は「上司が怒っていても全く気にならない」、
レベル5は「上司に怒られても、家に帰ると自分の生活を楽しめる」とかでしょうか。
ポイントは、あくまで「自分の変化」を考えるという点です。
レベル0をつい「上司がいなくなる」にしたくなってしまうかもしれませんが(笑)、今回はなるべく主語を「自分」にしましょう。
(※セクハラにあっている、暴力を振るわれているなどの被害に関しては、「被害に合っても気にならなくなる」という考え方にするとあまりにもおかしいので、「逃げられるようになる」などの方向で考えてくださいね。全てのお悩みに対応できるワークではないことをご了承下さい。)
STEP3:すべてのお悩みが「レベル5」になったら…?と妄想する
お悩みすべての「レベル0」「レベル5」を書き出すことが出来たら、
もし、すべてのお悩みがレベル5まで下がったら、私の生活はどう変わるかな?
というイメージをしてみましょう。
先ほどまでの例で言えば、「上司に怒られても、家に帰ると自分の生活を楽しめるなら、自分はどんな生活が出来るかな?」と考えるんです。
「今までは家にいてもずっと上司のことが頭から離れなかったから、現実逃避でダラダラスマホ眺めちゃってたけど、
気持ちの切り替えが出来るなら、お菓子作ってSNSにアップしてみたりとかしてみたいなあ。
金曜の夜はビールとか買って、家でのんびり映画見ながら夜ふかししたり。
仕事のことが気にならないなら、寝る前とか日曜日の落ち込みだって小さくなるから気楽でいいな。」
例えばこんな感じです。
これが、今の自分にとっての「生きやすさ」のイメージです。
どうしてレベル0じゃなくて、レベル5をイメージするの?と思われるかもしれませんが、それは、「レベル0」の実現はかなり難しいからです。
例えば、「上司に怒られてもなんとも思わない」は理想かもしれません。
もう傷つくことも、落ち込むこともないですもんね。
でも、誰だって怒られたらちょっとは落ち込んだり嫌な気分になったりするものです。
感情を消す、という事は出来ません。
だから「レベル5」の「怒られても引きずらない」くらいでイメージするのがちょうどいいんですね。
こんな感じで、自分にとっての「生きやすさ」が見えてくると、「今の状況から抜け出したい」「辛いままはいやかも!」という前向きな気持ちが出てきます。
レベル5を目指してみたい!と思えるようになってくるんですね。
*このブログは毎日19時に更新されます
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