昨日の続きです。
いつも人を警戒していて、なかなか他人に心を許せない人が、
なぜかちょっとモラハラ気質な人や、浮気性の人には「好き!」となってしまう不思議な現象。
客観的に見れば「なぜよりにもよってそんな人を…?」という状態です。
ここで、一度昨日までのブログを振り返ってみましょう。
自分に自信がない女性がいたとします。
この女性は、自分に自信が無いので「不信感」「警戒心」「不安感」というバリアを作ることで身を守ろうとします。
普段はこのバリアが強く発動しているので、身の回りの普通の男性に対して「好きになれない」「良い人だけどときめかない」と突っぱねてしまいます。
一方、モラハラ気質の人や浮気をするような人は、もっと一気に距離を詰めてきます。
普通の男性がしないような手法をたくさん使います。
それが、自信がない人のバリアを力づくで壊してしまう。
浮気や不倫の経験がある人や、モラハラ気質の人と付き合ってしまった女性は、普通の男性について「優しいけどときめかない」と口をそろえておっしゃいます。
これって、「ときめき」という爆弾が無ければその人の心理的なガードが壊されず、恋愛に発展出来ないからです。
イケメンじゃないと愛せない、
金持ちや高学歴じゃないと合わない、
いい人なのは分かるけどなんか恋愛感情を持てない…
そういう傾向が強い人は、たいてい「他人への警戒心が強くて、自分に自信がない人」です。
そして、それは裏を返せば、自信がない人は自分のバリアを壊される衝撃のことを、「恋」だと思いこむという事でもあります。
(いや、それはそれで恋なのかもしれませんが…)
自信がない人にとって、人を警戒し近づかないことは「自己防衛」のはずでした。
でも、恋愛においては真逆の結果を呼んでしまうことがあります。
自分の警戒心や不安感を爆破されてくれるような強い刺激の持ち主とじゃないと、恋愛が出来ません。
常識的で、ごく普通な人間に対しては、あなたのバリアが勝ってしまう。
あなたのバリアを無視して(むしろかぎ取って)ズカズカ入ってこられるような相手じゃないと、その先に進めなくなってしまうんです。
普通に恋愛をしてただ普通に幸せになりたいだけなのに、
なぜか好きになる人が既婚者だったり、付き合ってみると危ない男性だったりする。
そういう人の心の中では、自己防衛が誤作動を起こしてしまっている可能性があります。
*このブログは毎日19時に更新されます
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