学習性無力で「何も頑張れない」 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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「学習性無力」とは、努力や行動が結果につながらない体験を繰り返すことで、とうとう無気力になってしまうことを言います。

 

 

どれだけ頑張っても報われない、期待しても落ち込むだけ、ストレス環境から逃げられない。

 

そんな経験をしているうちに、「もう何もしたくない」「頑張っても無駄」と感じてしまう気持ちは、学習性無力ではない人達にもイメージしやすいのではないかと思います。

 

学習性無力状態になってしまうと、

 

■何もしたくないと感じる

 

■体がだるい、感情の動きが鈍くなった

 

■どうせ頑張ってもうまくいかないと思う

 

■つらい状態から抜けだすための努力が出来ない

 

このような感覚が強くなり、ストレスを取り除こうとする気持ちもなくなっていきます

 

 

昔、「逃げられない場所でストレスを与え続けられる」という実験が犬に対して行われました。

 

(実際の実験をなるべく簡単に書いているので、実際の内容とはちょっと細部が異なります)

 

何をしても逃げられない場所でストレスを与え続けられた犬は、次第に逃げようという努力もしなくなるだけでなく、目の前に逃げる手段が現れてもその場を動かなくなってしまったんです。

 

これが、学習性無力です。

 

「今の自分が好きではないのに、どうして変わることが出来ないんだろう?」

「今の生き方は辛いけど、どうせ何をしてもうまくいかないんだろうな」

 

そんな気持ちを持っている人の中には、この「学習性無力」が働いている場合があります。

 

続きます。

 

 

 

 

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