他人の幸せが自分を不幸にする(気がしちゃう) | 仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

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開設から16年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

結婚をするのもしないのも自由、子供を産み育てるかも自由、どこで働こうと、どう生きようと自由…そんなことが当たり前になりつつある時代です。

 

でも、「自由かどうか」と「個人の気持ち」はまた別物、ですよね。

 

 

人の中には、「持っている者の方が優れている」という価値観があります。

「優れている」は「有利」と言い換えても良いかもしれません。

 

その価値観は当たり前といえば当たり前。

持っていない人が何かを手に入れるより、持っている人がそれを捨てることの方が簡単なように感じられますから。

 

だから、「持っている人」「手にした人」を見ると、人は不安になります。

持っていない自分は、可哀想でみじめな存在なんじゃないか?と。

 

 

普段は「一人暮らしが楽」と思っているのに、SNSで友人が結婚したことを知った途端に不安になるのは、目の前に突然「持っている人」が現れて、自分を「持っていない人」にしてしまうから。

 

自分が持っていない「何か」を持った人が幸せそうにしているのを見ると、持っていない自分が不幸せな気がしてくる。

 

持っていないことが不幸だと感じると、本当は自分もそれが欲しかったような気がしてくる。

 

欲しかったような気がし始めると、「欲しいと願っているのに得られない自分」という意識が生まれて、飢餓状態になります。

お腹が減っているのに食べ物をもらえない感覚になるのです。

 

 

さて、ここでふと顔を上げると、先ほどの「欲しいものを手に入れている他者」が目の前にいます。

お腹が減っているのに食べ物がもらえない状態で、隣の人が贅沢な食事を楽しんでいたらどうでしょうか。

非常にみじめな気分になります。

 

「持っている人」を目にすることで、持っていない自分が「不幸な人」のように感じて、飢餓状態に陥ってしまう。

そんな心理があったりするのです。

 

 

 

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