私のカウンセリングでは、(ほとんどの場合)本格的にカウンセリングを始める前に「生育歴」をお聞きする時間があります。
クライアントさんが生まれてからどんな人生を歩んで、どんな感情が起こったのかを聞き取る時間です。
そして生育歴を聞いていくと、結構な確率で「同じパターンを繰り返している方」がいらっしゃいます。
例えば、
何事も「最初は出来るけどだんだん出来なくなっていく」パターン。
スタートダッシュはまあまあなのに、途中から速度が落ちたりペースが乱れたりして、「なんかダメだ、ついていけない」となってしまいます。
もしくは、「同じような立場の人から嫌われる」パターン。
女性だと、同性の先輩や(ちょっといい方が良くないですが)お局様的存在から目を付けられやすい、なんてケースが比較的多いかもしれません。
他にも、「交際相手に問題が発覚することが多い」とか、「自分の意見を言えずに問題が大きくなる」などなど。
長い人生には、それはもういろんなことがあったような気もするものですが、よくよく振り返ると「あれ?似たような状況を繰り返してる?」なんて事が分かったりします。
その「繰り返している事」がクライアントさんにとって喜ばしいことなら、特に問題はありません。
でも、「同じタイプから嫌われる」とか「いつも(これも良くない言い方ですが)ダメ男と付き合ってしまう」というループはあんまり嬉しいものじゃないですよね。
望んでいないはずの経験や環境が、無自覚のうちに繰り返されてしまう。
なぜだろう?
それは、トラウマがあるからかもしれません。
自分のクセだと思っているものは、トラウマによるクセだったりします。
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