ダイエットに何度も失敗しているうちに、どんどん自信を無くしていく方がいます。
そういう人は、「頑張ろう」という意気込みが強かったり、「こうなりたい」というイメージを膨らませるのがうまかったり、強制的な手段で自分の食事をコントロールしようとする傾向があります。
強制的な手段というのは、「○○だけ食べる」とか「食べない」とか「毎日〇キロ走る」、「今は着られないサイズの服を買う」などなど、いきなりハードな課題やプレッシャーを自分に課そうとすることです。
「これからこのメニューを毎日こなすぞ」という意気込みは、開始時点ではそれなりに楽しく感じている人が多いようです。
やる気と決意に満ちていて、せっせと綿密なスケジュールを立てたりする時間も気分が高揚しているのだとか。
でも、しばらく経つとあっという間に元通り。
もうスケジュールを見返したくもありません。
さて、「意気込みが強く、想像力があり、自分に強制的な手段を用いようとする人」というのは、ちょっとだけ完璧主義だったりもします。
「完璧主義なら、ダイエットだって完璧にやり遂げられるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、完璧主義というのは、「なんでもパーフェクトにやれる人」というよりも、「0か100か思考が強い人」なんですよね。
完璧主義の人って、あまり自分のことを大切に出来ません。
これは、今、自分がどんな状態なのかを見てあげることをしないで、「完璧にやりたい、そうでなければ私はダメな人」という気持ちが先行してしまうからです。
だから、今の自分ではやりきれないようなハードなダイエットメニューを組んでみたり、自分にプレッシャーや罰則を設けたりして、「完璧」を遂行するための(自分の状態を無視した)計画を立ててしまいがちです。
そして、0か100か思考が強いために、人よりも小さなミスに耐えられない(100以外は0なので)ので、「もういい」とダイエットを「失敗」として自分から終わらせてしまうんです。
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