生きていたくない、死にたい、消えてしまいたい…そんな言葉がカウンセリング中に出てくることがあります。
でも、「死にたい」には本当はたくさんの意味があって、その人によって「死にたい」の意味するところはさまざまです。
クライアントさんと一緒に「死にたい」について考えてみると、
現実を見たくない、という方もいれば、
自分のことを見られたくない(認知されたくない)という方もいるし、
母親から解放されたいという意味だった方もいます。
全てを無かったことにして生まれ変わりたい、という意味の場合もあります。
何もかも辛いから消えたい、と一言で言っても、
誰の世界から消えたいのか?
どこから消えたいのか?
消えた先にどうなりたいのか?
そういうことが、得体のしれない苦しみの正体をひっぱりだす一因になったりします。
あれもこれもつらくて、生きているだけで精いっぱいだけど、結局自分は何に苦しんでいるのか?
本当はどうありたかったのか?
その答えが、「死にたい」という一言を追いかけると見えてきます。
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