どんな仕事を選んでも、独身でも子供を産まなくても、「そんな人生もアリだよね」という時代になってきました。
でも、「アリだよね」という時代がちゃんとやってきたのは結構最近のこと。
だから、例えばクライアントさんが内心「独身でいい」と思っていても、ご両親はそう思ってない、なんて事がままあります。
すると、例えばお正月やお盆休みに実家に帰った時、親や親戚が触れたくない話題に触れてくる。
「結婚は?」
「将来どうするの?」
「孫の顔が楽しみだなあ」
「近所の○○さんは結婚して子供も2人いて…」
普段はなんだかんだで独身の気楽さを感じているはずなのに、
実家に帰って「親の期待」を嗅ぎ取った瞬間に、自分が親不孝者に思えてきてしまう。
みんなが当たり前に進んでいる「普通」のレールを、自分が歩めていないような惨めさがこみあげてくる。
孫の顔も見せてあげられないなんて、親が可哀そうかもしれないと感じてしまう。
一人暮らしをしていると「自分」をそれなりに生きていくことが出来るのに、実家に帰ると「親の目線」で自分を見るようになってしまって、「親が可哀そう」「自分は惨め」と悩みます。
でも、
親には親の人生が、自分には自分の人生があります。
孫が、孫が、という親御さんも、次の日にはテレビを見てワハハと笑っているものです。(笑)
人は思っているよりも、一人で勝手に幸せになれます。
他人の期待を背負って生きる必要はどこにもないし、自分がどうにかなることで他人を幸せにしようなんて大層なことを思わなくていいんです。
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