「出来る人」や「良い人」「美しい人」を演じてしまう人達がいます。
自分をごまかそうとは思ってなくても最初から演じちゃう人もいるし、周りに言われて演じるしかなくなることもありますよね。
でも、いつも、どこにいても演じてしまう人達には共通点があります。
それは、「自分が偽物であり、いつかバレてしまうんじゃないか」という恐怖が常に付きまとっていることです。
だから演じる人達は、自分よりも格上だったり、「本物」の人に出会うのがものすごく怖い。
そんな人と出会った瞬間に、自分がただの偽物だったことを思い知って、さらにそれが周りにばれてしまうと感じるからです。
職場を転々としたり、人間関係が続かない人達の中には、こういった「バレてしまう恐怖」に耐えかねて居ても立っても居られなくなってしまう、というケースがあります。
「偽物なのに本物を演じている」という感覚が強いと、後ろめたさや罪悪感、バレた後に周囲が自分から遠ざかっていくような不安を抱いていて、「演じ続けていないと愛されない」状態に陥ってしまいます。
でも、そうやって何年もあちこちで演じ続けることが、かえって「どこまで行っても本物にはなれない」という事実に追われることなってしまうから、ますます苦しいですよね。
役に立つ人でありたい、害のない人でありたい、愛される人でありたい、と思っているだけなのに、
気付けばなぜか犯罪者のような気持ちで、みんなの「真実を見極める目」を恐れて、暴かれることにおびえて、こそこそと生きているような感覚は、まるで泥沼の中にいるようです。
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