いつも他人や世の中の平均と自分を比べて落ち込む人は、自分の小さな成長を他人に教えないことが大切です。
自分の中だけで大切に育てるか、担当のカウンセラーにだけ報告しておくのがおすすめです。
(精神のお医者さんに通っている方は、お医者さんもいいかも)
そもそも人や世の中と自分を比べてしまう方達は、外界からの影響をとても受けやすい状態にあります。
だから自分で「良い」と思っても、周囲に「へえ~」とそっけなく言われるとものすごく不安になる。
あっという間に自分の喜びがガラガラ崩れていって、更地に戻るどころか「恥をかいてしまった」「否定された」とマイナスまで落ち込んでしまう。
「最近こういう風に考えられるようになってきたんです」と笑顔で教えてくれたクライアントさんが、次に来た時にはすっかりネガティブモードになっていて、「あの程度で喜んでいて恥ずかしい」とおっしゃったりします。
あるいは、見た目が気になっていたクライアントさんが少しずつ回復して、ピアスを付けて誇らしげにしていたのに、その次来た時にはピアスもやめて昔の服装に戻っていたりすることがあります。
「あれ?」と思って話を聞いていくと、「嬉しくて他人に話したら、逆に落ち込んだ」ということが結構あるんですよね。
ピアスの方は、「同僚が自分のピアスをじっと見ているのを感じて、急に恥ずかしくなった」と教えてくれました。
人目にさらされた瞬間に、なんだか自分がものすごくレベルの低いことで浮ついていた気がして、馬鹿馬鹿しく思えてくる。
他人と関わった瞬間に、基準が「自分」ではなく「他人」になってしまう。
もちろん、そんな不安定さに対して心理療法をすることもできるんですが、ご自身で出来ることが「自分の成長はこっそり味わう」ということです。
育ちかけの自信ほどもろいものはありません。
「私はこれでいい」としっかり気持ちが安定するまで、自分の小さな成長を大切に扱うことも必要です。
これでおしまい、と見せかけて、続きがあります(笑)
「他人に自分の小さな成長を見せない」理由は、「本人側の心が不安定だから」という書き方を今回はしました。
でも、本当はそれよりもう少し大事な理由があります。
今日はもう時間が無いので、すみませんが明日に続きますね。
(なんだか今日は妙にブログを書くのに時間がかかってしまった…)
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