「頑張りたいのに、頑張れない」
「続けたいのに、続かない」
「変わりたいのに、変われない」
「断りたいのに、断れない」
「食べたくないのに、食べてしまう」
「思っていること」と「現実」がかみ合わないことってありますよね。
「私はなんでこんなことができないんだ!」と自分の意思の弱さに怒ることも出来るし、「自分は駄目な人間だな…」と落ち込むことも出来ます。
「出来ないなら、そこまで変わりたいと思ってないのかもしれない」とあきらめることも出来るかもしれません。
人って、心のどこかで「自分のことは自分でコントロールできるはずだ」という気持ちがあります。
だからこそ、出来ない自分に腹がたってダメ出しをしたり、何もしない自分を軽蔑したくなったりしますよね。
でも、そうやってあれこれ自分のことを考える前に、ちょっと立ち止まって自分の「出来ない」に疑問を投げかけてみる。
変わりたいなら、変われるんじゃないの?
食べたくないなら、食べないんじゃないの?
頑張りたいなら、頑張れるんじゃないの?
そんな風に思ってみると、「あれ?じゃあなんで自分は出来ないんだろう?」と現状が不思議に思えてきます。
自分にダメ出しをして「意思が弱いから出来ない」とか「言い訳をしてやっていない」と思っていると、どんどん問題がごちゃごちゃしてきちゃうけど、
「やりたいこと、なんでやってないの?」というシンプルな形にしてみると、案外自分でも理由が分からなかったりするから面白いです。
そして、この「○○なのに、出来ない」という矛盾には、秘密が隠れていたりします。
どんな秘密かというと、例えば
・変われないことに意味がある
(例:食べ続けることで別の苦しみを麻痺させている)
(例:頑張れないダメな自分でい続けることで愛を得ようとしている)
・「こうなりたい」が幻想
(例:「こう変わりたい」というイメージがそもそも自分の物ではない)
・あなたが変わることに抵抗している人がいる(or過去にいた)
(例:おしゃれをするといつも母親に馬鹿にされた)
(例:自分の意見を言うと冷たくなる人がいる)
などなど。
つまり、「私は自分の意思で「こうなりたい」と思っているのに、自分の意志力が弱いから出来ていない」と思っていること自体がそもそもズレていたりすることがあるので、
それに気づかず「なんで私は出来ないんだ」と思っていると、対処法もズレてしまうので、いよいよいつまでも変われない状態に陥ってしまいます。
問題がごちゃごちゃして見える時ほど、「秘密」が隠れていることがあったりします。
自分を責めても成果が得られない時は、「そういう問題じゃないかも」と思ってみるのが手です。
*このブログは毎日19時に更新されます
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