「仕事から帰ってくると風呂に入る気力もない」
「仕事の勉強が手に付かない」
「休日もなんだか疲れて何もしないまま1日が終わる」
こんなお悩みのあるクライアントさんの中には、「悩みや不安をぐるぐる考え続けている」という方がいます。
仕事中に誰かに言われた一言や自分のミスが頭の中をぐるぐるしていたり、
「辞めてしまいたいけど、働かないと生きていけない」という答えのない悩みをぐるぐる考えてみたり。
そして、「明日も仕事か、嫌だな」と寝る直前までぐるぐる考えて、起床後もすぐに頭に浮かびます。
考え事といっても、どれも「答えが出ない悩み」だから「ぐるぐる」をいつまでも繰り返してしまうわけです。
そして答えが出ないから、楽しいことをしている最中でも、頭の片隅に「悩み」がずっと居続けます。
この状態で「仕事以外のことが出来ない」のは至極当然のこと。
頭の声を、他人の声にしてみると分かります。
仕事を終えてコンビニで夕食を選んでいる時も、あなたの隣で「疲れた、またミスをした、あの人なんであんなこと言うんだろう」とずっと言い続けている人がいます。
あなたがご飯を食べておいしいと思っても、動画を見て笑っても、隣で「でも、明日仕事なんだよね」と言い続ける人がいます。
そうやって、1時間も2時間も過ごしてみれば分かるのですが、ものすごく疲れるんです。
目の前のことに集中したくても、隣で人がしゃべっていると気が散りますよね。
その状況で何かやるためには、余分にエネルギーが必要になります。
でも「つらい、つらい」と1日中横で言われていると、どんどんこっちのエネルギーがなくなってきます。
ずっと考え事をしている人は、動けなくなって当然なんです。
「みんなは出来ているのに私は出来ない」のは、目に見えない「思考」を使いすぎて疲れているから。
怠惰な性格を直そうと思うとうまくいきません。
まずは「ずっと悩みが頭から離れない」状態へのアプローチが必要です。
*このブログは毎日19時に更新されます
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