人と話す時に不安になりやすい方の多くが、電話も苦手です。
例えば、電話でどこかに問い合わせる時に、
「邪険にされないかな」
「イライラされないかな」
「今電話して大丈夫だったかな」
と不安になります。
相手がとても丁寧な話し方ならホッとできるのですが、
ちょっと雑な話し方をされたり、「え?」みたいな反応をされると
電話が終わった後も落ち込みが続きます。
夜になってシャワーを浴びたり、寝る準備をしている時にも思い出して「怖い」と思うこともあれば、
「どうしてあんな話し方をするんだろう」とだんだんイライラしてくることもあります。
ただ、後からイライラしたとしても、
また電話をするときには気持ちがすくんですっかり臆病に戻ってしまったり。
不安が強く、緊張しているので、
「何か質問はありますか?」と聞かれても、
「ありません」としか答えられずに、本当に知りたい情報を聞けないこともあります。
このような傾向がある方々は、
通話中に頭の中がぼんやりしたり、高い緊張で意識が通話内容に向けられない(返事をすることや穏便に終わらせることに集中)こともあるのですが、
そうなると、せっかく頑張って電話をしたのに大事なことを聞けていなかったり、
「この場合どうなるんだろう」という不安を残したまま通話が終わってしまうんですよね。
電話の仕方、聞き方、といったスキル本のようなものを読んでも「そもそも不安と緊張が消えない」という場合は、別のアプローチが必要かもしれませんね。
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