自分を責めると能力が低下していく | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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頭の中で、いつも自分のことを責めている人がいます。

 

過去の、「やってしまった」事を思い出して後悔したり

小さなことでイライラする自分が嫌になったり

他人と比べて劣っていることを気にしたりして、

 

なんで自分は…とたくさんダメ出しをします。

 

中には、ものすごく昔の、

「どうして学校の勉強をちゃんとしなかったんだろう」

とか

「小学校の時あんなことを言ってしまった」

ということまで思い出して、幼い頃の自分さえ許さない人もいます。

 

自分の中に、自分の未熟さゆえに負ってしまった負債がどんどん蓄積していく感覚。

蓄積すればするほど、誰に対しても引け目を感じて、のびのび過ごすことが出来ません。

 

自分を責める、というのは、ふしぎとクセになってしまうものです。

なので自分を責める人はたいてい日常的に自分にダメ出しをしてします。

 

自分を責めることのつらさ。

その最たるものは、「こんなに自分のダメさを分かっているのに変えられない」というところではないでしょうか。

 

どれだけ自分のダメさを列挙して苦しんでも、

こうすればよかったのに、という正解を後から理解しても

ダメな自分から抜け出せないので、

ますます「自分はダメだ」と思い込みます。

 

でも、この「自分はダメ」を繰り返すと、

まるで自分に言い聞かせるようになってしまうので

本当に「ダメ」に向かっていってしまいます。

 

自分はダメ、自分はダメ、となっているうちに、

むしろダメになるように動いてしまう、というカラクリがあります。

 

だから、今自分のことをたくさん責めていて、実際にダメなところがたくさんあるという人は、責めるのを手放さないといけないんですね。

 

そして、「いえ、私は自分を責める前からダメな人間でした」という方もいらっしゃるのですが、たいてい記憶を探っていくと、きっかけが見つかります。

 

人は、「自分が何かをしたから自分がこう感じている」と思いがちですが、その前提が違っていることがよくあるのです。

「ダメなことをしたから、自分はダメだと思うのが当然」、と感じている時は少し注意です。

 

「自分を責めるのがダメなら、自分はすごいと思えばいいの?」、いえいえ、実はそうでもありません。

 

よいとか悪いとか、そういうジャッジを自分に下さない、これが優しさです。

 

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