「本当の自分」がバレるという恐怖 | 仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

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いつも「本当の自分」がバレてしまうんじゃないかとびくびくしている人がいます。

 

仕事が出来ないことがバレてしまうんじゃないか

容姿の醜さがバレてしまうんじゃないか

女性(男性)らしくないことがバレてしまうんじゃないか

周囲が思っているよりもダメな自分がバレてしまうんじゃないか

 

 

周りが自分のことを実際よりも高く評価している、と感じて苦しくなってしまいます。

 

苦しくなるのは、「バレたら大変」と思っているから。

 

バレないように、と全力を注いでしまうので、余計に周囲の評価が良くなったり固定されたりしてしまって、どんどん自分の首を自分で締めるような感覚に襲われます。

 

よく思ってもらいたくて頑張っているのに、いざ褒められるとプレッシャーに感じてしまうのも特徴です。

喜びもつかの間、今度は隠し通さないといけない焦りで苦しくなります。

 

ものすごく気を使いながら、自分の実力以上のことを当たり前のようにやらなくてはならなくなってしまった人は、そのかわり私生活がボロボロだったりもします。

 

家に帰ったり一人になると疲れがドバっと出てしまって、何にもできなくなってしまうのです。

 

料理も家事も、部屋の片づけも手が付けられず、

不快感を感じながらテレビやスマホを見続けてしまいます。

 

お風呂に入ったり、歯磨きをしたりするのが精いっぱいで、まったく余裕がありません。

 

そんな自分に余計に自信を無くして、「私はダメだ」と思ってしまうので、人に会った時にますます全力で良く見せようとしてしまいます。

 

本来の自分がバレたらそんなに大変なのかな?とその場面を想像してみると、

 

捨てられたり、失望されたり、興味を持ってもらえなくなるような感じがするかもしれません。

 

あるいは、うまく説明は出来ないけど、人の溜息や冷たい視線、呆れた表情などが浮かんできてぞっとするかもしれません。

 

 

このように、「本来の姿がバレないようにしないと大変な事になる」、と思って自己犠牲的に努力してしまうタイプの方には、

「そのままの自分でいいんだよ」という言葉は生ぬるく感じてしまうことがあります。

 

そのままの自分はダメ、という思いが頑ななので、

そういう言葉を受け入れる心の準備がそもそも整っていないのです。

 

むしろこういう方にまず必要なのは、

肯定も否定もなくただ自分のことに興味を持ってくれる相手と、

自分がダメだと思う部分を話しても笑ってもらえるような環境だったりします。

 

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