今日で一回過食の話題を終わりにしようかと思います。
食に関するトラブル(悩み)が強い場合、
どうしても要因の候補に挙がるのは「親子関係」です。
特に母親と本人の関係性に重要なヒントが隠れている傾向があります。
ただ、じゃあ過食(もしくは拒食も)をしてしまう人の母親が全員育児を放棄していたり暴力を振るっていたかというと、そうでは無い。
これは、母親の子供との距離感にも関係するお話で、距離が近すぎたり、距離をとりすぎたりすることが一因なので、むしろ「子供のため」と思って必死に試行錯誤してきたお母さんの子がそうなってしまったりもします。
(母と子の間の関係性の問題については
書くと絶対に話が逸れてもう帰ってこられなくなるので今回はちょっと省略します(笑))
例えば、過食をしてしまう方の中には
子供が親に罪悪感をもっていたり、
親を過度に心配してしまったり、
大人になっても機嫌を取ろうとしてしまうような傾向
が見られたりしますが、
ここから探っていくと、母子の間の距離感や関係性のゆがみを見つけることができます。
親(特に母親)に対して自分がどう感じるかが分かると、問題のしっぽがひょいっと現れるんですね。
食に関する悩みは親子関係につながっていると言われるだけあって、
「適切に誰かに愛される」ことで過食が止まるという例もあります。
愛されること、大切にされることと、食べることはつながっているんですね。
ただしこの場合「適切に愛される」ということがとても大事で、
その前提には「自分も自分を大切に出来る」ということが必要です。
「自分で自分を大切にする」とはどういうことなのか。
それが見えてくると、食べる必要が無くなってくるとも言えます。
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